東京株式(前引け)=商い低調、方向感定まらないなか小幅反落
きょう前場の東京株式市場は、全般買い手控え感が強いなか方向感の定まらない展開となり、利益確定売りに押された。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数ともに3日続伸し戻り足を強めているが、1ドル=111円台を下回るなど円高含みで推移する為替相場を横目に売りにやや押される展開。騰落レシオなどの指標面で過熱感も意識された。ドル円相場はその後ドルが買い戻され、1ドル=111円台前半の推移となり、主力株の下値を支える格好となった。個別には中小型株中心に広範囲に買いが入り、値上がり銘柄数は1000を超え値下がり銘柄数を上回っている。前場の売買代金は1兆円に届かなかった。
個別ではリクルートホールディングス<6098.T>が反発、武田薬品工業<4502.T>も堅調。JT<2914.T>も買われている。東天紅<8181.T>、フジクラ<5803.T>が商いを膨らませて値を飛ばしたほか、ミロク情報サービス<9928.T>、センコーグループホールディングス<9069.T>なども大幅高。アイロムグループ<2372.T>も買い人気を集めた。一方、東京エレクトロン<8035.T>が軟調、ディー・エヌ・エー<2432.T>、SUMCO<3436.T>が売られた。エムアップ<3661.T>が大きく利食われたほか、クラリオン<6796.T>、東邦亜鉛<5707.T>なども安い。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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