貨物輸送の営業収益は前期比4.1%増の243.03億円、経常利益は同0.29億円増の6.81億円となった。軽油価格の上昇や関西地区での物流センター統廃合にともなう一時費用の発生等によるコスト増があったが、既存顧客への営業拡販によりトラック貨物輸送と保管貨物の伸長が図れたこと、および機工部門で重量品搬入据付業務の大口取引を獲得できたこと等により増収増益となった。
潤滑油・化成品の営業収益は同0.5%増の49.80億円、経常利益は同0.36億円減の1.31億円となった。潤滑油部門では、関西地区で配送量が前期比増量となったがそれ以外の地区で配送量が伸び悩み営業収益は前期比微増に留まり、車両不足等により傭車費が増加し、前期比減益となった。化成品部門では、硫酸の配送量の減少やドライバー不足による傭車比率の上昇、また車両修繕費等の経費増加の影響により減収減益となった。
流通貨物の営業収益は同10.9%増の7.26億円、経常利益は0.11億円改善の0.07億円となった。輸入野菜の取扱量が大きく減少したものの国産野菜の取扱量が大幅に増加したこと、および開所2年目を迎えた神奈川流通センターが本格稼働したことにより、フローズン&チルド流通加工業務、共同配送物流事業および多温度帯通販事業が順調に推移した。
国際貨物の営業収益は同22.8%増の72.53億円となり、経常利益は部門全体の収益増加と中国現地法人3社の採算改善による黒字化から、同2.53億円増の2.84億円となった。国内事業で海外経済の持続的な成長を背景に電子部品材料および重量品の貨物輸出取扱量が大幅に増加し、また一般消費材等の貨物輸入取扱量も増加した。海外事業でも、中国国内での堅調な国内消費や輸出の拡大があったこと等を主要因に、貨物取扱数量は大幅に増加した。
石油輸送の営業収益は同2.6%増の125.30億円、経常利益は同0.82億円増の2.77億円となった。取扱数量は前期比99.9%とほぼ横ばいだったが、採算性の高い冬場に寒波の影響により取扱数量が伸びたこと、また主要顧客の運賃改定による値上げ効果もあり、前期比は増収増益となった。
2019年3月期通期の連結業績予想は、営業収益が前期比1.5%増の506.00億円、営業利益が同10.4%増の13.08億円、経常利益が同6.7%増の14.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同15.2%増の9.63億円としている。
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