大引けの日経平均は前日比100.06円安の28283.03円となった。東証プライム市場の売買高は9億9915万株、売買代金は2兆3753億円だった。セクターではゴム製品、電気機器、鉄鋼が下落率上位となった一方、電気・ガス、鉱業、保険が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の40%、対して値上がり銘柄は55%だった。
個別では、全体的に動意に乏しい中、東邦チタ<5727>が大幅に下落。キーエンス<6861>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>の値がさ株や、ソシオネクスト<6526>、ルネサス<6723>の半導体関連、他にブリヂストン<5108>、電通G<4324>、日本製鉄<5401>
などが大きめの下落となった。全体としてはハイテク株の軟調さがやや目立った。ホシデン<6804>は自社株買いの終了が嫌気されて大幅安。
一方、東京電力HD<9501>、北陸電力<9505>、中国電力<9504>などの電気・ガスセクターが大きく上昇し、イーレックス<9517>、レノバ<9519>など再生可能エネルギー関連も買われた。三菱UFJ<8306>、りそなHD<8308>、SOMPO<8630>、東京海上HD<8766>、の金融関連が買われ、富山第一銀行<7184>は著名個人投資家の大量保有報告を受けてストップ高となった。栃木銀行<8550>、富山銀行<8365>、京葉銀行<8544>などのその他の地銀株も急伸した。ほか、ニトリHD<9843>、JR東海<9022>、JR西日本<9021>など内需系が堅調。サッカー・ワールドカップを機に人気化したサイバーAG<4751>は本日も大幅高。月次動向が評価された神戸物産<3038>やしまむら<8227>が買われ、目標株価の引き上げが好感された川崎重工<7012>、SANKYO<6417>、円谷フィールズ<2767>も大きく上昇した。今仙電機<7266>は自社株買いが好感された。
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