日経平均;27562.30;-116.62TOPIX;1933.42;-5.08
[寄り付き概況]
2日の日経平均は116.62円安の27562.30円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日1日の米国株式市場は続落。ダウ平均は79.75ドル安の32653.20ドル、ナスダックは97.30ポイント安の10890.85で取引を終了した。中国が経済封鎖を解除、ゼロ・コロナ政策を緩和するとの思惑で上昇したアジア、欧州市場の流れを継いで、買いが先行した。
その後、10月ISM製造業景況指数やJOLT求人件数などの経済指標が予想を上回ったほか、連邦公開市場委員会(FOMC)開始にともない大幅追加利上げを織り込み長期金利が上昇に転じると警戒感が強まり、主要株式指数も下落に転じ、その後も軟調推移を続け、取引を終えた。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、日本時間3日未明の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見、週末4日の10月の米雇用統計発表など重要イベントが控えていることに加え、明日3日は東京市場が文化の日で休場となることから、積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日の日経平均が前日の米株安にも関わらず底堅く推移し、心理的な節目とされる27500円や、27500円台後半に位置する75日移動平均線を概ね上回って推移したことから相場の底堅さが意識され、株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。
セクター別では、精密機器、医薬品、電気・ガス業、小売業、サービス業などが値下がり率上位、鉄鋼、鉱業、非鉄金属、電気機器、卸売業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、東電力HD<9501>、メルカリ <4385>、三菱重<7011>、JR西<9021>、武田薬<4502>、第一三共<4568>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、日本電産<6594>、JAL<9201>、リクルートHD<6098>などが下落。他方、ソニーG<6758>、TDK<6762>、日本製鉄<5401>、パナHD<6752>、伊藤忠<8001>、双日<2768>、JVCケンウッド<6632>、ローム<6963>、商船三井<9104>、INPEX<1605>、村田製<6981>などが上昇している。
<FA>
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