大阪12月限
日経225先物 26220 -170 (-0.64%)
TOPIX先物 1845.5 -20.0 (-1.07%)
日経225先物(12月限)は、前日比170円安の2万6220円で取引を終了。寄り付きは2万6400円と、シカゴ日経平均先物(2万6360円)を上回り、小幅ながら反発して始まった。ただし、寄り付き直後につけた2万6430円を高値に軟化し、前引けにかけて2万6230円まで下げ幅を広げる場面が見られた。後場は2万6250円辺りでの狭いレンジで推移するなか、現物の大引け時には前場の安値を下回り、一時2万6210円まで売られた。
日経225先物は、9月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて、方向感に欠ける展開だった。ただし、狭いレンジでの推移とはなったものの、ボリンジャーバンドの-1σに上値を抑えられる形状から調整を見せていたため、CPI通過後のアク抜けへの期待は限られていただろう。
リバランスの動きが中心となるなか、東京エレクトロン <8035> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]、ファーストリテイリング <9983> [東証P]が買い戻されており、一方でJR東日本 <9020> [東証P]やJR西日本 <9021> [東証P]などが朝方に年初来高値を更新した後は軟調な値動きだったことから、CPIの発表を前にNTショートの巻き戻しの動きとなったようだ。
こうした動きにより、NT倍率は先物中心限月で14.20倍に上昇した。ただし、チャート形状としては切り下がる25日移動平均線に上値を抑えられる形での調整トレンドを継続しているため、25日、75日線が位置する14.25倍辺りを上放れてくるまでは、NTロングにはシフトしづらいだろう。また、再びCPIショックとなるようだと、改めてNTショートのポジションを積み増してくる可能性もあるため、まずはCPIの結果を受けた米国市場の動向が注目される。
もっとも、ナイトセッションで大きく振らされる可能性があるため、明日のギャップスタート後の日中取引では週末要因もあって積極的にポジションを取りに行く動きは限られそうだ。CPIショックとなればボリンジャーバンドの-2σが位置する2万5570円辺りがターゲットとなり、アク抜けとなったとしても、週足の-1σが位置する2万6760円辺りが抵抗になろう。
手口面では、日経225先物はドイツが840枚、野村が530枚、クレディスイスが520枚程度の売り越しに対して、BofAが900枚、ABNアムロが760枚、バークレイズが610枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はシティが2860枚、みずほが2620枚、ドイツが1770枚、UBSが1320枚程度の売り越しに対して、バークレイズが2560枚、BofAが2150枚、BNPパリバが2080枚、ソジェンが1270枚程度の買い越しだった。
株探ニュース
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