トランプ政権による政策期待の買いが継続した。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が追加利下げに含みを持たせたほか、ミシガン大消費者信頼感指数が予想を上回ったことも安心感につながった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比365円安の39135円。円相場は1ドル152円70銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り優勢の展開から始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時38960円と節目の39000円を下回る場面もみられた。同水準で推移する25日線が支持線として意識されやすいが、決算発表がピークを迎えるなかで、積極的なリバウンド狙いの動きは限られそうである。また、米国では主要3指数がそろって最高値を更新しているが、半導体株の弱い値動きが目立っており、SOX指数は下落している。アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>
など、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への重荷となる可能性がある。
米国ではトランプ・トレードが継続しているほか、VIX指数は14.94と不安心理が高まった状態を示すとされる20.00を明確に下回っており、リスク選好に向かわせやすい。ただし、半導体株の弱い値動きなどトランプ政権による大幅関税を警戒した動きもみられている。また、日経平均株価は先週末11月のSQでは、SQ値(39901.35円)を捉えることができなかった。まずは下値の堅さを見極めつつ、押し目狙いのスタンスになりそうだ。
物色は決算を手掛かりとした個別対応になりやすく、8日の取引終了後に決算を発表したところでは、セコム<9735>、オリンパス<7733>、東急<9005>、京急<9006>、三菱マ<5711>、三井金<5706>、東芝テック<6588>、ダイフク<6383>、科研薬<4521>、高砂香料<4914>、アイスタイル<3660>、ips<4390>、日電子<6951>などが注目される。なお、今週も1400社超の企業が決算を発表するが、14日でピークは通過する。その後は機関投資家も動きやすくなり、大きく売られた銘柄などには見直し買いの動きが意識されてきそうだ。
そのほか、本日は特別国会を召集され、内閣総理大臣を指名する選挙が行われる。石破茂首相は決選投票の末、第103代首相に選出される見通しである。石破政権に対する政策期待から、地方創生などのテーマ株への物色もあるだろう。
<AK>
この銘柄の最新ニュース
東急のニュース一覧- 渋谷の街でNFTを活用しリアルとデジタルを組み合わせた新たな体験を提供する「SHIBUYA Q DAO」の1周年を記念し「SHIBUYA CHECKIN POKER」を実施します 2024/11/22
- ドリーム・アーツ---東急が稟議・法務相談業務にSmartDB(R)を導入 2024/11/19
- 新体験!?電車内のビジョンでショートアニメを楽しんでみませんか 2024/11/18
- 渋谷で「働く」機能の充実・多様化を目指したフレキシブルオフィス「SHIBUYA WayP」 が2025年4月に開業 2024/11/15
- [PTS]デイタイムセッション終了 15時30分以降の上昇1042銘柄・下落1247銘柄(東証終値比) 2024/11/11
マーケットニュース
おすすめ条件でスクリーニング
東急の取引履歴を振り返りませんか?
東急の株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。