グランディ、今期経常を27％上方修正・3期ぶり最高益、配当も6円増額

　グランディハウス <8999> が2月7日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の29.1億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の30億円→38億円(前期は20.9億円)に26.7％上方修正し、増益率が43.2％増→81.4％増に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の10.3億円→18.3億円(前年同期は15.6億円)に77.2％増額し、一転して17.3％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の24円→30円(前期は24円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比39.8％増の9.4億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の6.2％→7.5％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　新型コロナウィルス感染症の影響が長引く中で、住宅業界においては新たな生活様式を志向する動きが出るなど、住宅需要は堅調に推移しています。このような中、成長エリアと位置づける首都圏（埼玉県、千葉県、神奈川県）での販売が好調に進んでいること、またウッドショック等による木材や建築資材の価格上昇による影響は、販売価格の適正化や原価圧縮の取り組みが進捗してきていることで、売上高、利益とも前回公表の連結業績予想を上回る見込みとなりました。個別業績予想につきましては、栃木県エリアでの販売が概ね計画どおりに推移しており、売上高は据え置きとし、一方で利益は上記と同様の理由により前回予想を上回る見込みとなりました。

　当社は、企業価値を増大させ、株主の皆様への利益還元を積極的に行うことを経営上の重要課題の一つとして位置づけており、剰余金の配当につきましては、連結配当性向３５％を目標として業績に応じた配当政策を実施することを基本方針としております。当期の期末配当予想につきましては、上記の通り連結業績予想を上方修正することに伴い、配当予想を修正し、１株につき３０円にさせていただきます。(注)上記の業績予想につきましては、現時点において入手可能な情報に基づいて作成されたものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。