日経平均株価
始値 33261.35
高値 33267.14(10:45)
安値 32988.65(14:56)
大引け 33023.78(前日比 -218.81 、 -0.66% )
売買高 16億7453万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆0435億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続落、3万3000円大台攻防に
2.FOMC前で見送り、米長期金利の上昇を警戒
3.前場下げ渋る動き、後場に入り売り直される
4.半導体の一角買い戻されるも86%の株が下落
5.売買代金は活況、前日に続き4兆円台に乗せる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比106ドル安と反落した。原油高や米長期金利が上昇したことが警戒され売りが優勢となった。
東京市場では、幅広い銘柄にリスク回避目的の売りが優勢。日経平均は朝方プラス圏でスタートしたものの、その後は値を消し後場は一段安に売られた。
20日の東京市場は、前日に続きリスクオフの地合いとなった。前日の米国株市場で米長期金利の上昇を警戒しNYダウが反落したことを嫌気して、広範囲に売りが目立つ展開に。日本時間あす未明に判明するFOMCの結果を前にポジション調整の売りが優勢となった。前場は朝方に小幅高でスタートした後に値を消しすぐにマイナス圏に沈んだが、取引中盤にもプラス圏に浮上する場面があった。しかし、後場は終始軟調で引け際に下げ幅を拡大した。直近売られた半導体関連の一角が高くなったものの、主力どころの銘柄は総じて軟調に推移し全体指数を押し下げた。値下がり銘柄数は1600近くに及び、プライム市場全体の86%の銘柄が下落する売り圧力の目立つ地合いとなった。なお、売買代金は活況で前日に続いて4兆円台に乗せている。
個別では、トヨタ自動車<7203>が朝高後に値を消し反落となったほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>も下落。INPEX<1605>が売られ、三菱商事<8058>も安い。任天堂<7974>が値を下げ、ニデック<6594>も下値を探った。三菱重工業<7011>も冴えない。エンプラス<6961>が急落、アクシージア<4936>、I-PEX<6640>が大幅安。マネジメントソリューションズ<7033>、コロワイド<7616>などの下げも目立った。
半面、売買代金トップのレーザーテック<6920>が買い優勢だったほか、アドバンテスト<6857>、キーエンス<6861>も上昇した。三井住友フィナンシャルグループ<8316>もしっかり。JT<2914>が買われ、東京海上ホールディングス<8766>も堅調。丸三証券<8613>は連日のストップ高に買われ、日本ケミコン<6997>が急騰した。ホットランド<3196>、グローバルキッズCOMPANY<6189>なども物色人気。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、ファナック <6954>、太陽誘電 <6976>、デンソー <6902>、安川電 <6506>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約38円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はテルモ <4543>、トヨタ <7203>、信越化 <4063>、中外薬 <4519>、ダイキン <6367>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約67円。
東証33業種のうち上昇は陸運業のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)海運業、(2)電気機器、(3)保険業、(4)ガラス土石製品、(5)小売業。一方、下落率の大きかった5業種は(1)鉱業、(2)石油石炭製品、(3)電気・ガス業、(4)その他製品、(5)繊維製品。
■個別材料株
△土屋HD <1840> [東証S]
ラピダス関連の一角で地価上昇による波及効果に期待。
△焼津水化 <2812> [東証S]
シンガポールの3Dインベストメントが大株主に浮上。
△タスキ <2987> [東証G]
物件販売好調で23年9月期業績・配当予想を上方修正。
△ホットランド <3196> [東証P]
23年12月期業績予想を一転増益へ上方修正し配当予想も増額。
△霞ヶ関C <3498> [東証G]
SBI証券が「買い」で新規カバレッジ。
△ナノMRNA <4571> [東証G]
創業者の片岡氏にノーベル賞受賞の期待膨らむ。
△JBS <5036> [東証S]
23年9月期売上高・最終益予想の上方修正。
△サンコー <6964> [東証S]
PBR0.3倍で営業利益も増額含み。
△誠建設 <8995> [東証S]
建売住宅の引き渡し前倒しで上期業績予想。
△グラッドC <9561> [東証G]
workhouseの事業取得でAI領域の成長期待。
▼パレモ・HD <2778> [東証S]
業績上方修正発表も出尽くし感につながる。
▼ポート <7047> [東証G]
公募増資とオーバーアロットメントによる売り出し発表で需給悪化を警戒。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)丸三 <8613>、(2)日ケミコン <6997>、(3)ホットランド <3196>、(4)ギフティ <4449>、(5)Gキッズ <6189>、(6)ギフトHD <9279>、(7)新日本科学 <2395>、(8)ラクスル <4384>、(9)さくらネット <3778>、(10)ペプドリ <4587>。
値下がり率上位10傑は(1)エンプラス <6961>、(2)アクシージア <4936>、(3)I・PEX <6640>、(4)コニシ <4956>、(5)MSOL <7033>、(6)コロワイド <7616>、(7)三愛オブリ <8097>、(8)クオールHD <3034>、(9)インフォMT <2492>、(10)ホソミクロン <6277>。
【大引け】
日経平均は前日比218.81円(0.66%)安の3万3023.78円。TOPIXは前日比24.30(1.00%)安の2406.00。出来高は概算で16億7453万株。東証プライムの値上がり銘柄数は225、値下がり銘柄数は1581となった。東証マザーズ指数は732.04ポイント(5.09ポイント安)。
[2023年9月20日]
株探ニュース
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