東京株式(前引け)=リスクオン加速、26年ぶり2万3000円超え
きょう前場の東京株式市場は、主力株をはじめ広範囲に買いが流入し大幅続伸となった。日経平均はフシ目の2万3000円ラインを大きく上回り2万3300円台でほぼ高値圏で着地した。2万3000円を上回ったのは1992年1月以来25年10カ月ぶり。目先スピード警戒感はあるものの、世界的な株高のなかで東京市場でもリスクを取る動きが加速している。輸出企業を中心とした好業績が買いの根拠となっているが、内需系企業にも安倍政権の経済政策への期待感から物色の矛先が向き、底上げ状態となっている。きょう前場の業種別騰落率では、証券が値上がり率トップで、これに不動産、その他金融、保険、建設など内需株が上位に食い込んでいる。
個別では東京エレクトロン<8035.T>が大幅高、ファーストリテイリング<9983.T>が大きく買われた。ミネベアミツミ<6479.T>が物色人気を集め、キーエンス<6861.T>も上値追いを加速させている。ニチイ学館<9792.T>、サンフロンティア不動産<8934.T>が急伸、ヘリオス テクノ ホールディング<6927.T>はストップ高に買われた。半面、三菱マテリアル<5711.T>、住友ゴム工業<5110.T>が軟調、ジャパンディスプレイ<6740.T>が大幅安。ファンコミュニケーションズ<2461.T>、コロプラ<3668.T>なども下落した。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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