大引けの日経平均は前日比106.49円高の32333.46円となった。東証プライム市場の売買高は13億5012万株、売買代金は3兆3062億円だった。セクターでは銀行、機械、証券・商品先物取引が上昇率上位に並んだ一方、海運、小売、空運が下落率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の55%、対して値下がり銘柄は40%だった。
個別では、ディスコ<6146>、ソシオネクスト<6526>のほか、ニデック<6594>、安川電機<6506>、イビデン<4062>、村田製<6981>、京セラ<6971>などのハイテク株が上昇。芝浦メカ<6590>は売出価格決定に伴う売り方の買い戻しも相まって急伸。岩手銀<8345>、ひろぎんHD<7337>の銀行株や、アイザワ証券<8708>、大和証券G<8601>
の証券など金融関連も全般高い。前日システムトラブルで工場停止に追い込まれたトヨタ自<7203>は本日から順次再開と伝わり反発。ホタテ加工の水産加工会社を子会社化したヨシムラフード<2884>、業績予想を上方修正したカナデン<8081>が急伸し、製品に関するリリースが材料視されたメンバーズ<2130>、トビラシステムズ<4441>は大幅高。クボタ<6326>は外資証券のレーティング2段階の格上げが好感された。
一方、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>など指数寄与度の大きい銘柄の一角が軟調。川崎汽船<9107>、郵船<9101>、商船三井<9104>
の海運、日本製鉄<5401>、神戸製鋼所<5406>の鉄鋼が冴えない。OLC<4661>、ゼンショーHD<7550>、7&I-HD<3382>、イオン<8267>の内需系の一角や、高島屋<8233>、三越伊勢丹HD<3099>、パンパシHD<7532>、寿スピリッツ<2222>などのインバウンド関連も軟調だった。コジマ<7513>は配当・優待権利落ちで売られた。
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