<動意株・18日>(大引け)=フロンテオ、マネックスG、メドレックスなど
マネックスグループ<8698.T>=上値指向強める。17日取引時間終了後、子会社のマネックス証券が米国株信用取引サービスの提供を23日から開始すると発表。これを材料視した買いが集まったようだ。手数料は約定代金の0.33%(税込み)で、最高16.5ドル(同)とする。サービス開始当初はパソコン版の買い建てのみの提供となるが、スマートフォン版での取引を含め、今後サービスの拡充を行う予定。同社はシステム面での対応や調整を理由に、2022年内を予定していた米国株信用取引の提供開始時期を23年1月中に延期していた。
メドレックス<4586.T>=ストップ高。17日の取引終了後、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576.T>と共同開発している帯状疱疹後の神経疼痛治療薬「MRX-5LBT(リドカインテープ剤)」について、追加試験で良好な結果を得たと発表。これを材料視した買いが膨らんでいる。この追加試験は米食品医薬品局(FDA)から承認取得のために必要であると指摘を受けたもので、試験の内容詳細についてFDAと合意しているという。会社側では、2023年前半に承認申請を行い、6カ月間の審査期間を経て同年後半に承認取得することを見込むとしている。
セラク<6199.T>=異彩の上げ足。ITインフラ構築・保守のほか、システムのカスタム開発やデジタル人材の派遣事業を展開しているが、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資需要を取り込み足もとの業績は絶好調に推移している。前週末13日取引終了後に発表した23年8月期第1四半期(22年9~11月)の営業利益は前年同期と比較して約2.5倍となる4億9400万円と急拡大した。対通期進捗率も35%に達しており、会社側計画の14億2000万円(前期比60%増)は一段の上振れも視野に入る。株価は週明けに一時値幅制限上限の300円高は1450円まで駆け上がった後伸び悩み陰線を引いたが、その後も断続的な投資資金の流入が観測されている。大商いで形成した1450円の高値を足もとで上回ってきたことから、テクニカル的にも注目度が高まっている。
M&Aキャピタルパートナーズ<6080.T>=急動意。独立系M&A会社だが、事業承継に関する案件は旺盛で今期以降の業績成長に期待が高まっている。市場では「マッコーリーキャピタル証券が同社株をアウトパフォームで新規カバレッジし目標株価を9000円に設定したことが一部で話題となった。株式需給面でも信用買い残が枯れた状態で上値が軽い」(準大手証券ストラテジスト)としている。このほか、同業のストライク<6196.T>もマッコーリーキャピタル証券の新規カバレッジを材料に急動意している。
阿波製紙<3896.T>=ストップ高。17日の取引終了後、徳島県小松島市の日本製紙<3863.T>社有地内に新工場を建設すると発表したことが好感されている。増大する世界の水需要に対応するため、海水の淡水化や純水を製造する際に用いる逆浸透膜(RO膜)用支持体を製造する新工場を約90億円投じて建設し、生産能力の倍増と生産性向上を図ることが狙い。今年8月に着工し24年12月の竣工を予定している。なお、同件による23年3月期業績への影響はないとしている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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