東京株式(大引け)=26円安、円高嫌気し閑散商いのなか小幅続落
大引けの日経平均株価は前日比26円65銭安の1万9702円63銭と小幅続落。東証1部の売買高概算は14億3619万株、売買代金概算は1兆8060億4000万円。値上がり銘柄数は1098、対して値下がり銘柄数は802、変わらずは123銘柄だった。
きょうの東京市場は、米長期金利の低下を背景としたドル売りの動きが為替市場で1ドル=109円台後半の円高を招き、これが主力株中心に買いを手控えさせる背景となった。前日の米国株市場ではNYダウが4日続伸も上値が重く、夏季休暇で市場参加者が限定的ななか、リスクを取る動きはまばらだった。一方で海外ヘッジファンドなど短期筋の売りが全体相場の重荷となった。ただ、下値を売り込む動きにも乏しく、日経平均株価は小幅安水準でもみ合う展開に。個別に中小型株物色の動きは継続しており、値上がり銘柄数が値下がりを上回ったが、全体の売買代金は1兆8000億円台にとどまるなど閑散相場だった。
個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが軟調、KLab<3656.T>が値を下げ、トヨタ自動車<7203.T>、スズキ<7269.T>など自動車株も冴えない。東京海上ホールディングス<8766.T>、セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>なども売りに押された。JAC Recruitment<2124.T>、プリマハム<2281.T>、ユニ・チャーム<8113.T>なども安い。
半面、キーエンス<6861.T>が高く、西武ホールディングス<9024.T>も買われた。新日本理化<4406.T>が商いを伴い値を飛ばしたほか、レーザーテック<6920.T>も大幅高。アクリーティブ<8423.T>、ジャパンディスプレイ<6740.T>、石川製作所<6208.T>なども大きく上昇した。イソライト工業<5358.T>、日本製鋼所<5631.T>なども高い。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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