大引けの日経平均は前日比204.22円安の21258.64円となった。東証1部の売買高は15億3666万株、売買代金は2兆7182億円だった。業種別では、医薬品、建設業、不動産業が下落率上位だった。一方、鉱業、石油・石炭製品、非鉄金属が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の68%、対して値上がり銘柄は29%となった。
個別では、売買代金上位のソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ソニー
<6758>が揃って2%超の下落。ソフトバンクGは出資先の米社上場などの材料があったが、利益確定の売りに押された。資生堂<4911>は3%安。前日まで6日続伸した反動に加え、中国のEC(電子商取引)規制強化の影響を懸念した売りも出たようだ。
レーティング引き下げ観測の大和ハウス<1925>や七十七銀<8341>は売りがかさみ、業績修正を発表したDLE<3686>が東証1部下落率トップとなった。一方、キーエンス<6861>、東エレク<8035>、ファナック<6954>といったハイテク株の一角がしっかり。中東情勢への懸念からNY原油先物相場が急伸し、国際帝石<1605>は4%超の上昇。JXTG<5020>や出光興産<5019>といった石油元売り大手も買われた。また、大豊工業<6470>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
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