三井住友FGなど銀行株は堅調維持、日銀利上げ決定後に長期金利2%台に上昇◇
三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>や三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が後場にそろって日中高値を更新。西日本フィナンシャルホールディングス<7189.T>や北洋銀行<8524.T>など地銀を含め、銀行株は後場も堅調に推移している。日銀は19日まで開いた金融政策決定会合で、政策金利を0.25%引き上げ0.75%とすることを全員一致で決めた。利上げは大方の市場の予想通りとなりサプライズ感は乏しかったが、財政悪化リスクへの警戒感がくすぶり続けるなかにあって、日銀が来年以降も利上げ路線を続けるとの見方は多く、円債市場で長期金利は2%台に乗せ、およそ19年半ぶりの水準に上昇した。銀行株に対しては材料出尽くしと受け止めた売りは広がらず、市中金利の上昇が株価の支援材料となったもよう。上場3日目のSBI新生銀行<8303.T>は利食いに押されながらも、後場に一時プラス圏に浮上する場面があった。(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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