大引けの日経平均は前日比972.87円高の25690.40円となった。上げ幅は今年最大。東証1部の売買高は15億0403万株、売買代金は3兆3885億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、海運業、空運業、その他金融業、ガラス・土石製品、化学が上昇率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の98%、対して値下がり銘柄は1%となった。
個別では、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎船<9107>といった海運株や、レーザーテック<6920>、ソニーG<6758>、トヨタ自<7203>が大きく上昇。トヨタ自は豊田章男社長が4月以降の生産計画の見直しに言及したと伝わったが、ネガティブ視する向きは限られたようだ。レーザーテックなどは米ハイテク株高の流れを引き継ぎ、三菱UFJ<8306>などのメガバンク株は米金利上昇で買い。その他売買代金上位もソフトバンクG<9984>など全般堅調で、INPEX<1605>は売りが先行するも後場プラスに転じた。昭電工<4004>は政策保有株の売却方針が報じられて急伸。また、ギフティ<4449>
などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、コスモエネHD<5021>は筆頭株主の株式売出しが嫌気されて急落。Bガレジ<3180>は決算を受けてストップ安を付けた。
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