大引けの日経平均は前日比276.53円安の28489.13円となった。東証1部の売買高は11億
6357万株、売買代金は2兆7679億円だった。業種別では、精密機器、小売業、サービス業が下落率上位だった。一方、鉄鋼、非鉄金属、パルプ・紙が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の73%、対して値上がり銘柄は23%となった。
個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>のほか、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>といった値がさ株が軟調。オリンパス<7733>やHOYA<7741>、リクルートHD<6098>の下げが目立ち、イオン<8267>は決算を受けて5%超の下落。郵船<9101>や川崎船<9107>といった海運株は小安く引けた。また、MSコンサル<6555>が東証1部下落率上位トップとなり、中小型グロース(成長)株が下落率上位に多く顔を出した。一方、トヨタ自<7203>が2%超上昇し、連日で上場来高値(株式分割考慮)を更新。三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>、東エレク<8035>もしっかり。日本製鉄<5401>、JFE<5411>、住友鉱<5713>などは商品市況の先高観から大きく上昇した。また、星和電機<6748>が新素材開発でストップ高を付け、決算が好感されたOSG<6136>やローツェ<6323>も東証1部上昇率上位に顔を出した。
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