大引けの日経平均は前日比167.54円安の29020.63円となった。東証1部の売買高は9億5501万株、売買代金は2兆0044億円だった。業種別では、鉄鋼、機械、石油・石炭製品が下落率上位だった。一方、空運業、陸運業、ゴム製品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の63%、対して値上がり銘柄は32%となった。
個別では、前述の日本電産が売買代金トップで5%の下落。今期業績見通しが市場予想を下回ったが、売り一巡後はやや下げ渋った。同じく決算発表のディスコ<6146>も売りが先行したが、終値では小安い。足元の受注拡大への高評価とピークアウト懸念が交錯したようだ。その他、売買代金上位ではソフトバンクG<9984>、レーザーテック<
6920>、東エレク<8035>などが軟調。また、短期的な過熱感から売りが広がったgumi<3903>、ビットコイン価格急落が売り材料となったマネックスG<8698>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、ソニーG<6758>が堅調で、三菱UFJ<8306>などのメガバンク株は小じっかり。JAL<9201>などの空運株や旅行関連株には買い戻しの動きが見られた。ミズノ<8022>などは業績上方修正を好感した買いが入り、KIMOTO<7908>が東証1部上昇率トップとなった。
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