大引けの日経平均は前週末比174.60円高の24025.17円となった。終値としては昨年12月17日以来、およそ1カ月ぶりの24000円台回復となる。東証1部の売買高は12億3406万株、売買代金は2兆3629億円だった。業種別では、鉄鋼、電気機器、情報・通信業が上昇率上位だった。一方、石油・石炭製品、鉱業、パルプ・紙が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の40%、対して値下がり銘柄は56%となった。
個別では、売買代金トップのソフトバンクG<9984>が3%を超える上昇となったほか、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>、東エレク<8035>などが堅調。米国市場の流れを引き継いでハイテク株の上昇が目立った。決算と23年ぶりの社長交代を発表したイオン<8267>は2%超の上昇。日本製鉄<5401>などの鉄鋼株は一部証券会社の投資判断引き上げを受けて買われた。また、決算が好感されたトランザク<7818>はストップ高を付け、USENNEX<9418>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、任天堂<7974>や村田製<6981>は小安い。仏ルノーとの提携解消を準備していると報じられた日産自<7201>は3%近く下落した。業績上方修正を発表した吉野家HD<9861>は材料出尽くし感から急落し、下方修正が嫌気された良品計画<7453>
はストップ安で取引を終えた。
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