日経平均;23564.91;-218.81TOPIX;1770.19;-22.46
[後場の投資戦略]
米中貿易摩擦に対する警戒感が高まり、日本の3連休中に上海総合指数が急落したことから、目先は同指数や人民元相場睨みの神経質な相場展開となりそうだ。ただ、日経平均は2日に付けた取引時間中の年初来高値(24448.07円)から本日の安値までの下落幅がおよそ1000円に達している。25日移動平均線からのかい離も急速に縮まり、上海総合指数が落ち着きを見せれば徐々に押し目買いの動きも出てくるだろう。
なお、今週はJフロント<3086>(9日)、イオン<8267>(10日)、7&iHD<3382>、ユニファミマ<8028>、ファーストリテ<9983>(以上11日)、高島屋<8233>(12日)と小売大手の決算発表がピークを迎える。ただ、ユニファミマは業績修正を発表済みで、イオンや7&iHDなどは事前の観測報道が伝わっているため、堅調な業績は織り込み済みと考えておいた方がよいだろう。相場の先行きを占ううえで注目されるのが10日の安川電<6506>
となる。短期的に輸出株の見直し機運が高まるか、あるいは中国経済の減速懸念が一段と強まるかの分かれ目となる可能性がある。
(小林大純)
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