産業設備関連部門の売上高は123.23億円(前期比8.27億円増)、セグメント利益は2.12億円(同2.31億円増)となった。産業インフラ関連事業において国内鉄鋼・化学プラント向けの事業に回復の傾向が見られ、また海外プラント向け重電事業が引き続き好調を維持した。資源・計測機関連事業においては海洋探査をはじめとする資源開発機器事業が堅調に推移した。
産業素材関連部門の売上高は131.57億円(前期比0.21億円増)、セグメント利益は1.94億円(同0.46億円減)となった。機能素材関連事業において海外向けを中心に炭素繊維複合材料関連事業が堅調に推移した。自動車部品用樹脂・塗料事業は米国においては好調だった一方で、中国向けなどは低調に推移した。生活・環境関連事業においては食品業界向け資材事業など一部事業に持ち直しの兆しがあるものの、本格化には至らず低調に推移した。
機械部品関連部門の売上高は181.80億円(前期比1.53億円増)、セグメント利益は7.05億円(同0.75億円減増)となった。ねじ関連事業において、建設機械向けが好調を維持し、また自動車産業向けが回復するなど昨年度に引き続き全般的に堅調に推移した。一方、ばね関連事業は定荷重ばねの自動車産業向けおよび中国向け特需が一服したことなどにより低迷した。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.2%増の455.00億円、営業利益が同7.9%増の12.00億円、経常利益が同0.9%増の15.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.7%増の12.00億円を見込んでいる。
また、同日、2024年3月期の期末配当金について、1株当たり配当金を前回発表予想から4.00円増配の56.00円とすることを発表した。これにより通期での配当は93.50円(前期比12.00円増)となる。
<SO>
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