岩谷産が急反発、水素関連株に再び追い風

　岩谷産業<8088.T>が４日ぶり急反発。トヨタ自動車<7203.T>やホンダ<7267.T>など自動車大手と経済産業省は燃料電池車向けの水素の価格をガソリン並みに引き下げる仕組みをつくると１４日付の日本経済新聞で報じられ、これが水素関連株を動意させる契機となった。水素ステーションの運営費用の一部を官民で負担し、現状ではガソリンの２倍近いとされる水素を安く供給できるようにすると伝えられている。そのなか、同社は液化水素のトップサプライヤーであるとともに、２０１５年度までに２０カ所の水素ステーションを設置する方針にあり、関連株最右翼として注目が集まった。トヨタが燃料電池車である「ミライ」を世界で初めて１２月から市販する予定にあり、これに合わせて関連銘柄が再び動意づく方向にあるようだ。

岩谷産の株価は１１時１分現在７４７円（△３２円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）