【↑】日経平均 大引け| 4日ぶり反発、朝安も先物主導で切り返す (10月24日)
日経平均株価
始値 37804.52
高値 38320.39(09:59)
安値 37712.19(09:07)
大引け 38143.29(前日比 +38.43 、 +0.10% )
売買高 17億1565万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆7099億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は4日ぶり小幅反発、朝安後切り返す
2.米株安受けた下げ一巡後に先物主導で買い戻し
3.半導体関連が早々に買い戻され、流れが変わる
4.日経平均は終始先物に振り回される形で乱高下
5.値下がり銘柄数980と値上がり数大幅に上回る
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比409ドル安と3日続落した。米長期金利の上昇が嫌気されハイテク株や半導体株を中心に売りが優勢となった。
東京市場では、朝方に日経平均株価が300円あまりの下落でスタートするなど軟調な地合いだったが、その後は先物主導で急速に切り返した。終始不安定な値動きとなったが、大引けは小幅ながら高くなった。
24日の東京市場は、朝方取引開始時こそリスク回避目的の売りがかさんだが、その後は先物主導で買い戻される展開となった。日経平均は前日時点で11営業日連続の陰線を引いていたが、きょうは久しぶりに陽線を形成した。前日の米国株市場ではナスダック総合株価指数が300ポイント近い下げで6日ぶり反落。外国為替市場では一段と円安が進んだものの、これを好感する動きは限定的で、朝方は米ハイテク株安に追随する形で売りが目立った。しかし、半導体主力株が寄り後早々に買い戻され、しばらくして日経平均など全体指数も海外投資家とみられる先物への買い戻しが発端となって、急速に戻り歩調となった。日経平均は一時400円近い下げをみせたが、その後は200円超高くなるなど乱高下。再び売りに押されマイナス圏に押し戻される場面もあったが、取引終盤に買い直された。
個別では、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が高く、三菱重工業<7011>がしっかり、IHI<7013>への買いが目立った。フジクラ<5803>、日立製作所<6501>も上昇した。I-ne<4933>が20%あまりの急騰を演じたほか、日本航空電子工業<6807>、コニカミノルタ<4902>も値を飛ばした。三重交通グループホールディングス<3232>が大きく買われ、チヨダ<8185>も上値を追った。
半面、東京地下鉄<9023>が軟調だったほか、ソフトバンクグループ<9984>も安い。ファーストリテイリング<9983>が売りに押され、トヨタ自動車<7203>も冴えない。日本郵船<9101>が値を下げた。KOA<6999>が大幅安、FPパートナー<7388>も大きく水準を切り下げている。キヤノンマーケティングジャパン<8060>の下げも目立つ。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、東エレク <8035>、TDK <6762>、コナミG <9766>、リクルート <6098>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約109円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、ファストリ <9983>、ファナック <6954>、ニトリHD <9843>、ダイキン <6367>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約82円。
東証33業種のうち上昇は10業種。上昇率の上位5業種は(1)電気機器、(2)その他製品、(3)倉庫運輸関連、(4)食料品、(5)サービス業。一方、下落率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)ゴム製品、(3)海運業、(4)鉄鋼、(5)輸送用機器。
■個別材料株
△フルッタ <2586> [東証G]
アサイーを使用したソフトドリンクがジョナサン全店で販売開始。
△ベースフード <2936> [東証G]
メルコ社長が保有比率15%超に買い増し。
△三重交HD <3232> [東証P]
今期業績予想大幅上方修正及び配当増額を好感。
△アスコット <3264> [東証S]
24年9月期営業利益3倍化で17期ぶり最高益。
△フューチャー <4722> [東証P]
大型プロジェクト進み1~9月期増収増益。
△Ine <4933> [東証P]
トゥヴェールを子会社化へ。
△プロディ <5580> [東証G]
ブロードバンド代理店のNNコミュニケーションズを子会社化。
△航空電子 <6807> [東証P]
ハーネス製品の収益性改善で上期営業36%増益。
△セレンHD <7318> [東証G]
自動車部品メーカーのエクセルを買収。
△レボリュー <8894> [東証S]
株主優待制度を新設へ。
▼小野測器 <6858> [東証S]
1~9月期営業赤字拡大。
▼KOA <6999> [東証P]
今期業績・配当予想の下方修正を嫌気。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)Ine <4933>、(2)航空電子 <6807>、(3)JINSHD <3046>、(4)コニカミノル <4902>、(5)フューチャー <4722>、(6)ニデック <6594>、(7)三重交HD <3232>、(8)キヤノン電 <7739>、(9)チヨダ <8185>、(10)セブン銀 <8410>。
値下がり率上位10傑は(1)KOA <6999>、(2)日置電機 <6866>、(3)FPパートナ <7388>、(4)日本高純度 <4973>、(5)KLab <3656>、(6)オプティム <3694>、(7)キヤノンMJ <8060>、(8)ラクーンHD <3031>、(9)TSIHD <3608>、(10)インターメス <262A>。
【大引け】
日経平均は前日比38.43円(0.10%)高の3万8143.29円。TOPIXは前日比1.39(0.05%)安の2635.57。出来高は概算で17億1565万株。東証プライムの値上がり銘柄数は596、値下がり銘柄数は980となった。東証グロース250指数は599.35ポイント(4.74ポイント安)。
[2024年10月24日]
株探ニュース
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