「親子上場」が21位にランクイン、ガバナンス強化で解消進展へ<注目テーマ>
1 5G
2 全固体電池
3 国土強靱化
4 半導体
5 リチウムイオン電池
6 人工知能
7 電線地中化
8 産業廃棄物処理
9 TOPIXコア30
10 顔認証
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で「親子上場」が21位となっている。
親会社と子会社がともに株式上場する「親子上場」に対する市場の関心が高まっている。親子上場に伴う利益相反などが注目され、今年に入り政府の「未来投資会議」が、親子上場の問題を取り上げ、東証もコーポレートガバナンス(企業統治)の観点からルール整備に着手している。
このなか、東芝<6502.T>は先月に東芝プラントシステム<1983.T>、西芝電機<6591.T>、ニューフレアテクノロジー<6256.T>の3社を完全子会社化し、親子上場を解消することを発表。三菱ケミカルホールディングス<4188.T>も田辺三菱製薬<4508.T>を完全子会社化することを発表した。
市場では、親子上場解消の動きは今後も活発化するとみられており、グループ企業の子会社の株価動向が注目されている。富士通<6702.T>グループの富士通フロンテック<6945.T>やFDK<6955.T>、新光電気工業<6967.T>、富士通ゼネラル<6755.T>は思惑買いで値を飛ばす動きがあった。また、住友化学<4005.T>グループの大日本住友製薬<4506.T>や神東塗料<4615.T>、広栄化学工業<4367.T>などや内田洋行<8057.T>の子会社のウチダエスコ<4699.T>、図研<6947.T>の子会社の図研エルミック<4770.T>などにも思惑が出ている。
出所:MINKABU PRESS
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