■ハイテク株への自律反発狙いが強まるか注目
■日清粉G、 3Q営業利益 5.8%減 394億円
■前場の注目材料:川崎汽船、環境対応の車運搬船保有拡大、LNG・ゼロエミ燃料導入
■ハイテク株への自律反発狙いが強まるか注目
29日の日本株市場は、買い一巡後は次第にこう着感が強まりそうだ。28日の米国市場は、NYダウが136ドル高、ナスダックは391ポイント高だった。中国の新興企業が発表した生成AI「DeepSeek」がハイテク企業の優位性を脅かすとの懸念から、前日に急落したエヌビディアなど半導体株を中心に買い戻す動きとなった。消費者信頼感指数が予想外に悪化したため一時下落に転じる場面もあったが、ハイテク株の買戻しが続き相場全体の上昇をけん引した。シカゴ日経225先物は大阪比340円高の39410円。円相場は1ドル155円50銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。エヌビディアなど半導体株の反発により、前日までのDeepSeekショックによるパニック的な売りから、買い戻しの動きが強まりそうである。特に直近で日経平均株価を押し下げたアドバンテスト<6857>、ソフトバンクグループ<9984>、東京エレクトロン<8035>の3銘柄への自律反発狙いの動きが強まるかが注目される。アドバンテストは本日決算を控えていることもあり、リバウンド狙いの買いが意識されやすいだろう。
日経225先物はナイトセッションで75日線を支持線としたリバウンドにより、25日線を上回ってきた。自律反発の域は脱せそうにないだろうが、値幅調整としては一巡感が意識されるなか、押し目狙いの買いは入りやすいと考えられる。昨日の日経平均株価は25日、75日線を割り込んできており、まずは75日線水準での底固めを見極めつつ、25日線突破を意識したスタンスに向かわせよう。
また、直近では値がさハイテク株の一角が売られる一方で、内需系の強さが目立っており、東証プライムの騰落銘柄も値上がり数が過半数を占めていた。ハイテク株の買い戻しが強まる局面では、リバランスの動きがありそうだ。もっとも、ハイテク株の買い一巡後にこう着感が強まる局面においては、再び内需系にシフトすることになりそうだ。
■日清粉G、 3Q営業利益 5.8%減 394億円
日清粉G<2002>が発表した2025年3月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比0.5%減の6474.41億円、営業利益は同5.8%減の394.70億円だった。売上高は、国内製粉事業における輸入小麦の政府売渡価格引き下げに伴う小麦粉価格改定や健康食品事業の出荷減等が影響した。利益面では、海外製粉事業の業績は堅調に推移したものの、各事業における原材料費や輸送費、労務費等のコスト上昇の継続、及び健康食品事業の出荷減等が影響した。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(44850.35、+136.77)
・ナスダック総合指数は上昇(19733.59、391.76)
・シカゴ日経225先物は上昇(39410、+340)
・米原油先物は上昇(73.77、+0.60)
・1ドル=155.50-60
・SOX指数は上昇(4907.03、+53.79)
・VIX指数は低下(16.41、-1.49)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・川崎汽船<9107>環境対応の車運搬船保有拡大、LNG・ゼロエミ燃料導入
・NITTOKU<6145>インドにモーター巻線機の保守・営業新拠点
・ホンダ<7267>インドに電動2輪専用工場、28年稼働
・UBE<4208>不振の化学品生産停止前倒し、減損損失350億円
・住友商事<8053>自動運転バス参画、熊本で「レベル2」実証
・日立建機<6305>チリに中南米統括会社、4月に設立
・ナ・デックス<7435>韓レーザー接合装置拡販、半導体基板の反り低減
・NTTデータ<9613>AIエージェント関連で27年度売り上げ3000億円目指す
・日立<6501>AIで材料開発効率化、来年度サービス提供
・富士フイルム<4901>新型ハイブリッドチェキ、「度合い調整」搭載
・住友化学<4005>車外装にアクリル樹脂、CO2減・軽量化提案
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 日本銀行金融政策決定会合議事要旨(12月開催分)
<海外>
・09:30 豪・12月消費者物価指数(予想:前年比+2.5%、11月:+2.3%) <ST>
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