東京株式(大引け)=187円安、決定会合を前に買い手控えられ反落
大引けの日経平均株価は前日比187円98銭安の1万6476円84銭と反落。東証1部の売買高概算は18億9771万株、売買代金概算は2兆3738億8000万円。値上がり銘柄数は628、対して値下がり銘柄数は1236、変わらずは106銘柄だった。
きょうの東京市場は、政府の大規模な経済対策に対する期待はあるものの、日銀の金融政策決定会合の結果を明日に控え模様眺め感が強く、総じて買いが手控えられる展開となった。追加緩和実施について市場では織り込みが進む一方、期待されるメニューに対しハードルが高いだけに、リスクを前もって減じる動きが上値を押さえた。個別には企業の第1四半期決算発表を受け、好決算を発表した銘柄に買いが集まる傾向がみられた。また、「ポケモンGOプラス」の発売延期が伝わったこともあって、任天堂<7974.T>をはじめとするポケモン関連株への売り圧力は続いている。
個別では、ミツミ電機<6767.T>が急反落、サノヤスホールディングス<7022.T>はきょうもストップ安まで売られる場面があった。任天堂<7974.T>も下値模索が続いている。富士フイルムホールディングス<4901.T>が大幅安、三菱電機<6503.T>が売られ、花王<4452.T>、信越化学工業<4063.T>も軟調だった。
半面、アルプス電気<6770.T>が売買代金を伴い急伸、アドバンテスト<6857.T>も物色人気となった。九電工<1959.T>が値を飛ばし、日立ハイテクノロジーズ<8036.T>も大きく買われた。東光高岳<6617.T>、スタンレー電気<6923.T>、ステラ ケミファ<4109.T>も上昇した。ファンケル<4921.T>、伊藤ハム米久ホールディングス<2296.T>なども高い。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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