東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が1260を超え、全体の8割近くを占めた。セクター別では、空運、小売、輸送用機器の3業種が上昇。一方、非鉄金属、電気ガス、保険、その他製品、鉄鋼など29業種が下落。陸運は変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、東エレク、TDK<6762>、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>が堅調だった半面、アドバンテスト、ソフトバンクGのほか、フジクラ<5803>、リクルートHD<6098>、大塚HD<4578>が軟調だった。
前日の米国市場はFOMCを控え、利食い売りが優勢だった。ただ、SOX指数は9営業日続伸だったこともあり、半導体やAI関連への物色意欲は根強かった。もっとも東エレクなどAI関連の出遅れている銘柄にリバランスの買いが集中する形であり、AI関連に資金が集中するなかで、さらに関連銘柄のなかでのリバランスだった。そのため、対象外のセクターや銘柄についてはFOMCの結果待ちのなかで持ち高調整の動きにとどまっていた。ただ、中銀イベントを前に想定されていた流れとみられ、そのなかにおいても日経平均が45000円を回復する場面をみせた点については、物色意欲の強さが窺えた。
注目の集まるFOMCでは0.25%の利下げはすでに織り込み済みで、0.5%の利下げも織り込む動きが出ていた。米連邦準備理事会(FRB)の姿勢が期待するほどハト派ではなかった場合には、高値圏にある日米株価はいったん材料出尽くし感から調整局面を迎える可能性がありそうだ。ただ、日本株の先高期待感は根強く、株価水準が切り下がれば押し目を拾う動きもみられよう。
<CS>
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