東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が800を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、パルプ紙、空運、不動産、水産農林など12業種が上昇。一方、輸送用機器、銀行、ゴム製品、保険など20業種が下落し、倉庫・運輸は変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ニトリHD<9843>、信越化<4063>、ダイキン<6367>が堅調だった半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、TDK<6762>、トヨタ<7203>、テルモ<4543>が軟調だった。
注目のパウエルFRB議長の講演では、「金融政策を調整する時が来た」などと述べたことから、9月の利下げ開始が確実視され、米長期金利が低下。円相場が円高水準になったため、輸出関連企業の業績懸念が相場を冷やした。また、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが25日、イスラエルに大規模な攻撃を開始したと発表したことから、地政学リスク懸念も投資家心理を委縮させ、リスク回避の動きが先行した。
米国の年内の利下げ回数は3回が織り込まれているが、来週の8月米雇用統計が市場予想を大きく下回れば、0.5%の利下げも考えられる。また、今週は28日の取引終了後に米半導体大手エヌビディアの決算発表も控える。国内半導体関連企業の出直りのきっかけになるかが注目される。日経平均は5日に31000円台まで急落したあと、順調に値を戻してきただけに、利益確定の売りも出やすく、目先は38000円を中心にしたレンジ内の動きが続くことが予想される。
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