日経平均は4日続落、日産自、三菱自がストップ高なるも指数は小動き
米国株安を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は39100円台でスタートした後は下げ幅を縮小し、一時切り返す場面も見られた。日米中銀会合を前に積極的な売買は手控えられたことで指数の値動きは小幅に留まった。一方、ホンダ<7267>と経営統合に向けた協議に入ると報じられたことで日産自<7201>がストップ高となったほか、日産自が筆頭株主の三菱自<7211>もストップ高となるなど自動車関連がにぎわう展開となった。
大引けの日経平均は前日比282.97円安(-0.72%)の39081.71円となった。東証プライム市場の売買高は21億1006万株。売買代金は4兆1248億円。業種別では、その他製品、サービス、情報・通信、小売、水産・農林などが下落した一方、輸送用機器、電気・ガス、その他金融、証券・商品先物、鉱業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は35.7%、対して値下がり銘柄は60.5%となっている。
日経平均採用銘柄では、日産自との経営統合協議報道を受けてホンダが年初来安値を更新。また、昨日買われたソフトバンクグループ<9984>が反落したほか、ソニーグループ<6758>や任天堂<7974>、バンダイナムコHD<7832>、ディー・エヌ・エー<2432>などエンタメ関連銘柄の一角も下落。このほか、住友ファーマ<4506>、日産化学
<4021>、アルプスアルパイン<6770>、日東電工<6988>、カシオ<6952>などが下落した。
一方、日産自とホンダの報道が刺激材料となり、マツダ<7261>、日野自動車<7205>、SUBARU<7270>、トヨタ自<7203>など自動車関連が総じて上昇したほか、自動車具品メーカーにも思惑が向かいジェイテクト<6473>も買われた。このほか、ディスコ<
6146>、太陽誘電<6976>、荏原製作所<6361>、第一三共<4568>、横河電機<6841>などが買われた。
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