<動意株・21日>(大引け)=ネオス、イードなど
イード<6038.T>=強さ発揮。主力輸出株に逆風が強いなか、内需の主要テーマである「5G」関連株の一角に物色の矛先が向いている。同社は自動車やIT系ニュースサイトなどを運営し、足もとの業績も20年6月期第1四半期(7~9月)営業利益が前年同期比30%増益と好調で、買い安心感がある。5G関連ビジネスにも積極的であり、コネクテッドカーなどで関係性が強まっている自動車業界と通信業界の橋渡し役を担う経営コンセプト「イード5Gモビリティ」で戦略的に収益機会を高めている。
テンポイノベーション<3484.T>=大幅反発。同社は飲食店向けなどを中心に店舗物件の転貸ビジネスを展開している。20日取引終了後、12月10日現在の株主を対象に1株を2株にする株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下することで、個人投資家の買いを誘導しやすくなり流動性が高まる。これを材料視する形で株価を押し上げている。
セルシード<7776.T>=急伸。同社は医療用細胞シートの開発を手掛けるバイオベンチャーだが、20日取引終了後、米国で移植用「軟骨再生シート」の基本特許が成立したことを発表、これを材料視する形で投資資金が集中した。株価は9月中旬以降、500円近辺でのもみ合いを続けていたこともあって売り物がこなれており、株式需給面からも上値が軽い。
WDBホールディングス<2475.T>=地合い悪のなか5日続伸。20日の取引終了後、子会社WDBココ<7079.T>の東証マザーズへの新規上場が承認されたことに伴い、保有株の一部である28万7000株の売り出しを実施すると発表。売却益による業績上振れを期待した買いが入っているようだ。なお、WDBココの上場日は12月25日の予定。売り出し後のWDBのWDBココ株式所有割合は74.9%となる。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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