大引けの日経平均は前日比144.04円高の27728.12円となった。東証1部の売買高は9億5527万株、売買代金は2兆2065億円だった。業種別では、海運業、鉄鋼、精密機器が上昇率上位だった。一方、パルプ・紙、建設業、空運業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の37%、対して値下がり銘柄は59%となった。
個別では、海運株の賑わいが続き、郵船<9101>は売買代金・上昇率とも東証1部トップ。売買代金2位も商船三井<9104>で、6%超の上昇となった。その他売買代金上位ではレーザーテック<6920>、ソニーG<6758>、任天堂<7974>、東エレク<8035>などが堅調。持分法適用会社だった米社の完全子会社化を発表した楽天グループ<4755>は8%超上昇し、決算発表銘柄ではテルモ<4543>などが大きく買われた。キッコーマン<2801>
やユニチャーム<8113>は急伸し、郵船などとともに上昇率上位に顔を出した。一方、前日の取引時間中に決算発表したトヨタ自<7203>が小幅ながら続落。日経平均への寄与が大きいソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>もさえない。決算発表銘柄では日ユニシス<8056>や大成建<1801>に売り。また、リコー<7752>が急落し、ミツバ<
7280>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。
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