大引けの日経平均は前日比50.84円高の27433.40円となった。東証プライムの売買高は11億3070万株、売買代金は2兆7730億円だった。セクターでは化学、繊維製品、空運業などが上昇。一方、鉄鋼、石油石炭製品、鉱業などが下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の52%、対して値下がり銘柄は43%となった。
個別では、ヤマトHD<9064>、信越化<4063>、ファナック<6954>、SMC<6273>、資生堂<4911>、ソシオネクスト<6526>、HOYA<7741>が高く、アマダ<6113>など機械株、グンゼ<
3002>など繊維株、東急<9005>など電鉄株が上げた。個別の材料では、第3四半期累計の営業利益が91.4%増となったマースGHD<6419>、同じく40.5%増となったイントラスト<7191>、23年3月期業績予想を上方修正したアジアパイル<5288>、23年3月期業績予想を上方修正し1株を5株に分割すると発表したファナック<6954>、22年12月期業績見込みを上方修正したカゴメ<2811>、23年12月期営業利益が11.5%増予想と発表したキヤノン電子<7739>、自社株買いを発表したインテリックス<8940>、業績予想下方修正だが価格改定が好感されたSGホールディングス<9143>が物色された。
一方、邦チタニウム<5727>、積水ハウス<1928>、JR西<9021>、日本電産<6594>、OLC<4661>、日立<6501>、東電力HD<9501>、JT<2914>が安く、日本製鉄<5401>など鉄鋼株、INPEX<1605>など資源・エネルギー関連株、三菱商<8058>など商社株、SOMPO<8630>など保険株、三菱マ<5711>など非鉄株が下げた。個別の材料では第3四半期累計の営業利益が28.5%減となった日本M&A<2127>がストップ安となり、第1四半期の受注残高が減少し傾向となったSHOEI<7839>、23年3月期の営業利益は上方修正だが純利益を下方修正した日立建機<6305>が軟調な展開となった。 <SK>
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