大引けの日経平均は前日比365.53円高の27883.78円となった。東証プライム市場の売買高は13億6674万株、売買代金は3兆3012億円だった。セクターでは鉱業、ゴム製品、輸送用機器が上昇率上位となった。一方、海運のみが下落となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の95%、対して値下がり銘柄は4%だった。
個別では、ファーストリテ<9983>、信越化学<4063>、ダイキン<6367>などの値がさ株が総じて高い。円安進行を受けて日産自<7201>、ホンダ<7267>、ブリヂストン<5108>などの自動車関連も上昇。JAL<9201>、JR西日本<9021>などのインバウンド関連も買われ、三越伊勢丹HD<3099>、寿スピリッツ<2222>は株主優待の権利取りの動きが活発化。INPEX<1605>、三菱マテリアル<5711>、日本製鉄<5401>、コスモエネHD<5021>など資源関連も高い。
レーザーテック<6920>はレーティング格上げ、ファイバーゲート<9450>は新規買い推奨を受けて大きく上昇。中国アリババの持ち株会社制への移行発表を手掛かりにソフトバンクG<9984>が大幅高。大口受注を発表したVテクノロジー<7717>、業績・配当予想を上方修正したスターティアHD<3393>、HASUNAとの資本業務提携を発表したエスクリ<2196>がそれぞれ急伸。新中期経営計画がサプライズとなったピアラ<7044>はストップ高比例配分となった。
一方、週明けからのリターン・リバーサルの動きが優勢となった東エレク<8035>が下落し、最終的にプラスで終えたスクリン<7735>やアドバンテスト<6857>なども弱い動きとなった。中部鋼板<5461>、TOKYOBASE<3415>、パリミキHD<7455>、岡三証券グループ<8609>、楽天グループ<4755>、旭ダイヤモンド<6140>などが東証プライム市場の値下がり率上位に並んだ。
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