東京株式(大引け)=49円高、買い一巡後伸び悩み2万円大台超えはならず
大引けの日経平均株価は前日比49円97銭高の1万9919円82銭と3日ぶり反発。東証1部の売買高概算は21億7425万株、売買代金概算は2兆6603億2000万円。値上がり銘柄数は1130、対して値下がり銘柄数は767、変わらずは118銘柄だった。
きょうの東京市場は、朝方は海外投資家をはじめ買い意欲の強い展開で、日経平均は開始30分で1万9998円まで上昇し2万円大台を指呼の間に捉えた。前日の米国株市場でNYダウが5日ぶり反発、ナスダック指数は過去最高値を更新するなど強い動きをみせたほか、原油市況の上昇や為替が円安含みで推移するなどリスクオンの条件が揃ったことが背景。ところが、その後は、先物売りに足を引っ張られて上値が重く、結局2万円大台回復は今回もおあずけとなった。為替が1ドル=113円台前半へと円高方向に傾いたことが投資家心理を冷やし、前引け間際に日経平均は前日終値を下回る局面もあった。後場に入ると、日経平均は下値に対しても抵抗力を発揮、売り物をこなし切って大引けは締まった。
個別では、ブイ・テクノロジー<7717.T>が大幅高、NTT<9432.T>も買われた。任天堂<7974.T>も大商いのなか買いが優勢。トヨタ自動車<7203.T>、SUBARU<7270.T>など自動車株もしっかりだった。ジーンズメイト<7448.T>がストップ高に買われ、RS Technologies<3445.T>も値幅制限上限で買い物を残した。エムアップ<3661.T>が物色人気となったほか、ルック<8029.T>、山一電機<6941.T>、enish<3667.T>なども値を飛ばした。
半面、東芝<6502.T>が大幅安となったほか、ペガサスミシン製造<6262.T>、タカラレーベン<8897.T>も急落。トリドールホールディングス<3397.T>、ピーシーデポコーポレーション<7618.T>などの下げも目立った。野村不動産ホールディングス<3231.T>が利食われ、SMC<6273.T>も売り優勢だった。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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