大引けの日経平均は前日比341.34円安の20601.19円となった。終値としては2月8日以来の安値水準となる。東証1部の売買高は14億3886万株、売買代金は2兆3336億円だった。業種別では、鉱業、輸送用機器、ガラス・土石製品が下落率上位で、その他も全般軟調。水産・農林業のみ小幅に上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の79%、対して値上がり銘柄は17%となった。
個別では、トヨタ自<7203>が3%近い下落となったほか、日産自<7201>やホンダ
<7267>といった自動車株の軟調ぶりが目立った。米国の対メキシコ関税がサプライチェーン(供給網)に影響を及ぼすとの懸念に加え、円高も重しとなった。マツダ
<7261>は7%安と急落。その他売買代金上位もファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>など全般軟調で、武田薬<4502>は3%超の下落。国際帝石
<1605>などはNY原油先物相場の大幅続落で売られた。また、トップカルチャ<7640>
や千代化建<6366>が東証1部下落率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974>や村田製
<6981>は逆行高。アンリツ<6754>は次世代通信規格「5G」関連の米企業の好決算が刺激材料となり買われた。自社株買い発表の小野薬<4528>は3%高。また、官民ファンドのINCJから追加支援を受けると発表したJDI<6740>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
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