カーチスＨＤ、前期経常を一転赤字に下方修正

　カーチスホールディングス <7602> [東証２] が5月2日後場(14:00)に業績修正を発表。18年3月期の連結経常損益を従来予想の1億円の黒字→6800万円の赤字(前の期は1億0500万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2億0600万円→3800万円(前年同期は2600万円)に81.6％減額し、増益率が7.9倍→46.2％増に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当期は利益率の高い中古車販売に特化した営業施策へ転換を図り、併せて生産性と効率性の向上を目指し、第１四半期から不採算店のスクラップアンドビルドなどの業務改革を推し進めてきたことにより一時的な店舗統合費用などが発生しましたが、第２四半期より徐々に効果が表れ、第４四期半期の利益面では、大幅な期間黒字計上となる見込みです。しかしながら、期初からの売上の減少に加えて、オートオークション相場が低調であったことから、各利益については、第３四半期までの赤字を一掃するまでには至らず、また、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、収益性の低下が見込まれる一部の店舗については、当期末において特別損失として計上することになり、前回発表した業績予想を下回る見込みとなりました。今後も大型販売店の出店戦略やインターネット販売などの販売力強化に努めて行きます。また、大手韓国企業とのグローバルインターネットプラットフォームの構築で、全世界へ向けた輸出販売の拡大とともに国内においてもＢtoＣ販売を一層強化してまいります。(注）上記に記載いたしました予想数値は、現時点において入手可能な情報に基づいて算出したものであり、既知、未知のリスクや不確定要素の要因により、実際の業績は上記予想と異なる可能性があります。