大株主の売り?1ヶ月で50%も下落
┗カーチスホールディングス(7602)
東証2部上場の中古車買い取りの大手。個人から買い取った中古車を業者間のオークションなどで販売しています。
同社株は長らく680円前後での推移を続けていましたが、2月半ばから突如として急落しています。特に悪材料などは観測されていないことから、大株主の売却が要因とみられます。
カーチスはこれまでも、ライブドアや商工ファンドなど筆頭株主が変遷した過去がありますが、経営再建は進み、15年3月期には復配も果たしているため、同社株を取得したい投資家が現れる可能性もあります。
2月半ばの株価水準から1ヶ月で50%も下落し、短期的には売られ過ぎです。3月28日には「合同会社TCTS09」なる法人による大量保有報告が出されています。
同法人の実態はよくわかりませんが、TCTS09はカーチスホールディングス株を一株当たり300円で市場外にて取得しており、この水準を割り込んで売り込まれる可能性は低いのではないでしょうか。
小野山 功