【↑】日経平均 大引け| 急反騰、与党敗北も空売りの買い戻しが優勢 (10月28日)
日経平均株価
始値 37757.95
高値 38740.17(14:04)
安値 37757.95(09:00)
大引け 38605.53(前日比 +691.61 、 +1.82% )
売買高 17億8266万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆8858億円 (東証プライム概算)
-----------------------------------------------------------------
■本日のポイント
1.日経平均は急反騰、一気に3万8000円台後半へ
2.衆院選は与党過半数割れも、空売り買い戻しが作用
3.石破政権と立民・国民民主など野党との連携に期待
4.半導体関連が買われ、全体相場押し上げに寄与する
5.値上がり銘柄数が9割超も、売買代金は盛り上がらず
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比259ドル安と5日続落した。ハイテク株は堅調も米長期金利の上昇が圧迫要因となった
週明けの東京市場では、衆院選の結果を受け朝方に日経平均株価が安く始まったが、その後一気に切り返し大幅高となった。
28日の東京市場は、寄り付き時点では売りが優勢だった。前日に投開票された衆院総選挙では自民・公明両党を合わせた与党の議席数が全体の過半数に届かず、政局の先行き不透明感が嫌気されたが、与党の大苦戦は事前に相場に織り込まれていた面もあった。寄り後に日経平均が下値抵抗力を発揮したのをみて、急速に空売り筋のアンワインドが入った。石破首相が今回の選挙で議席数を急増させた立憲民主党や国民民主党と連携を摸索する動きを示していることも買いを助長したようだ。半導体関連の主力どころが買われたことで、全体指数の押し上げに貢献した形となっている。値上がり銘柄数は1500あまりに達し、プライム市場全体の9割超に及んだ。ただ、全体売買代金は3兆8000億円台でフシ目の4兆円に届かなかった。
個別では、売買代金首位となったディスコ<6146>が大幅高、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連株が値を飛ばしたほか、トヨタ自動車<7203>、ソフトバンクグループ<9984>なども強さを発揮した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクもしっかり。中外製薬<4519>が商いを伴い急騰を演じ、値上がり率トップとなった。日本郵船<9101>など海運株も高い。このほか、プレミアグループ<7199>、ローツェ<6323>などが大幅高に買われた。
半面、三菱重工業<7011>が冴えず、IHI<7013>も軟調、川崎重工業<7012>の下げも目立つなど防衛関連が売られた。信越化学工業<4063>も値を下げた。東京製鐵<5423>が急落したほか、オリンパス<7733>、能美防災<6744>などが下落率上位に。日本製鋼所<5631>も下値を探った。リガク・ホールディングス<268A>が安く、ラクスル<4384>も売られた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は中外薬 <4519>、アドテスト <6857>、東エレク <8035>、ファストリ <9983>、SBG <9984>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約358円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は信越化 <4063>、オリンパス <7733>、テルモ <4543>、ニトリHD <9843>、日製鋼 <5631>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約59円。
東証33業種のうち上昇は29業種。上昇率の上位5業種は(1)輸送用機器、(2)医薬品、(3)海運業、(4)証券商品先物、(5)電気機器。一方、下落はの4業種のみで下落率の上位から(1)鉱業、(2)化学、(3)石油石炭製品、(4)精密機器。
■個別材料株
△大末建 <1814> [東証P]
上期経常を41%上方修正。
△キッコマン <2801> [東証P]
1100万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△ブルドック <2804> [東証P]
60万株の自社株買いを実施へ。
△メタプラ <3350> [東証S]
ビットコインを追加購入。
△No.1 <3562> [東証S]
25年2月末時点の株主から株主優待制度を導入へ。
△セレス <3696> [東証P]
記念配当実施を好感。
△プレイド <4165> [東証G]
グループ会社が生成AI「Right Intelligence」発表。
△中外薬 <4519> [東証P]
7-9月期最終4割増益達成で通期予想も増額。
△Tスマート <6246> [東証S]
25年3月期業績予想を上方修正。
△プレミアG <7199> [東証P]
上期営業利益47%増。
▼東京製鉄 <5423> [東証P]
今期下方修正を嫌気。
▼ヒガシ21 <9029> [東証S]
第2四半期営業益2%減で通期計画進捗率45%。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)中外薬 <4519>、(2)プレミアG <7199>、(3)マクビープラ <7095>、(4)ローツェ <6323>、(5)セレス <3696>、(6)プロレド <7034>、(7)フリービット <3843>、(8)ワタミ <7522>、(9)KOA <6999>、(10)さくらネット <3778>。
値下がり率上位10傑は(1)東京製鉄 <5423>、(2)オリンパス <7733>、(3)能美防災 <6744>、(4)川重 <7012>、(5)日製鋼 <5631>、(6)リガクHD <268A>、(7)信越化 <4063>、(8)ラクスル <4384>、(9)関電工 <1942>、(10)アイチコーポ <6345>。
【大引け】
日経平均は前日比691.61円(1.82%)高の3万8605.53円。TOPIXは前日比39.46(1.51%)高の2657.78。出来高は概算で17億8266万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1504、値下がり銘柄数は123となった。東証グロース250指数は609.88ポイント(20.58ポイント高)。
[2024年10月28日]
株探ニュース
この銘柄の最新ニュース
ワタミのニュース一覧#日経平均株価の見通し材料 の最新ニュース
マーケットニュース
おすすめ条件でスクリーニング
ワタミの取引履歴を振り返りませんか?
ワタミの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。
ワタミの株価を予想してみませんか?
ネット証券比較
みんかぶおすすめ
\ 投資・お金について学ぶ入門サイト /