個別では、メルカリ<4385>が週間で3.8%安、フリー<4478>が同6.0%安、JMDC<4483>が同9.8%安と、マザーズ時価総額上位は全般軟調。フリーやJMDCは決算発表したが、相場全体の悪地合いを覆すまでには至らなかった。また、JIG-SAW<3914>やプレイド<4165>、HENNGE<4475>、Appier Group<4180>といった従来期待の高かったIT株の一角が決算発表を挟んで大きく値を崩し、週間のマザーズ下落率上位に並んだ。一方、時価総額上位ではビジョナル<4194>が同2.6%高、BASE<4477>が同2.8%高とまずまずしっかり。また、キャリア<6198>が一部報道を受けて賑わい、上昇率トップとなった。ジャスダック主力は高安まちまちで、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同7.8%安、東映アニメーション<4816>が同8.2%安と軟調。売買代金上位ではフェローテックHD<6890>の下げが目立ち、田中化学研究所<4080>などが週間のジャスダック下落率上位に顔を出した。一方、日本マクドナルドHD<2702>が同1.6%高、ワークマン<7564>が同4.0%高と堅調。テクノホライゾン<6629>やテセック<6337>は大きく買われ、ファミリー<8298>が上昇率トップとなった。
来週の新興市場では、外部環境睨みの神経質な展開が続くことも十分想定しておきたい。米国株は今週末にかけて各種経済指標にCPIほどのサプライズ感がなかったことから値を戻したが、インフレ加速懸念が沈静化したとの見方は少ない。今後も経済指標や要人発言に株式相場が大きく振らされる場面は出てくるとみられ、新興グロース株はインフレ・金利上昇のマイナス影響が強いだけに神経質にならざるを得ない。また、ここまでの株価下落が急ピッチだったことから個人投資家の損益悪化が懸念されるうえ、一部銘柄で海外勢の持ち高削減の動きが見られる点も気掛かりだ。
今週末が決算発表のピークだったため、週開けはひとまずその対応から始まることになるが、フェローテックやBuySell Technologies<7685>といったところが好感されているようだ。また、来週も一部決算発表が残っているとはいえ、件数は大幅に減少することから、好決算銘柄の見直しの動きに期待したい。セプテーニ・HD<4293>は決算を受けた証券各社の目標株価引き上げが相次いでおり、メイコー<6787>などは利益水準の急拡大で上値余地が大きい印象を受ける。
IPO関連では、メイホーHD<7369>が5月18日からブックビルディング期間に入る。また、今週は全研本社<7371>(6月16日、マザーズ)とEnjin<7370>(6月18日、マザーズ)の新規上場が発表されている。
<FA>
この銘柄の最新ニュース
Enjinのニュース一覧- 期末配当予想の修正(増配)に関するお知らせ 2025/03/10
- Enjin、今期配当を1.2円増額修正 2025/03/10
- 2025年5月期 月次売上(2月度)のお知らせ 2025/03/10
- 人事異動に関するお知らせ 2025/03/04
- Enjin、今期経常を30%上方修正 2025/02/10
マーケットニュース
- ダウ平均は続伸 ナスダックも終盤に上げに転じる=米国株概況 (03/18)
- NY各市場 4時台 ダウ平均は439ドル高 シカゴ日経平均先物は3万7835円 (03/18)
- NY株式:NYダウは353ドル高、小売売上高の改善で警戒感が緩和 (03/18)
- NY各市場 3時台 ダウ平均は467ドル高 ナスダックはプラス圏に浮上 (03/18)
おすすめ条件でスクリーニング
Enjinの取引履歴を振り返りませんか?
Enjinの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは
※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。