12日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は118.04ドル安(-0.31%)の37592.98ドル、ナスダックは2.58ポイント高(+0.02%)の14972.76ポイント、S&P500は3.59ポイント高(+0.07%)の4783.83ポイントで取引を終了した。12月生産者物価指数
(PPI)が予想を下回り早期の利下げ期待に買われ、寄り付き後は上昇。その後、決算を受けた銀行株の下落が重しとなり下落に転じた。ただ、金利先安観にハイテクは底堅く推移し、相場全体の下値を支えた。ダウは終日軟調に推移したが、ナスダックは終盤にかけプラス圏を回復しまちまちで終了。
米国株が高安まちまちだったことから、東京市場は小動きで取引を開始した。日経平均は先週末終値水準でのもみ合いが続いていたが、10時頃からじりじりと上げ幅を拡大。今晩の米国市場が休場のため様子見ムードが強かったものの、大型株を中心とした東証プライム市場の勢いは変わらず。日経平均、TOPIXはともに昨年来高値を更新し、ほぼ高値引けで前場の取引を終えた。
日経平均採用銘柄では、12日に中国コンテナ船運賃指数が大幅に上昇したことから、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>が上場来高値を更新したほか、商船三井<9104>も買われた。また、強い日本株の上昇などが影響し、JPX<8697>、大和証G<8601>、野村<8604>も大幅高となった。また、先週末に決算を発表した安川電機<6506>は、寄付き後に下げ幅を広げる場面も見られたが、売り一巡後は切り返した。
一方、資生堂<4911>、サイバー<4751>が売られたほか、先週買われたソニーグループ<6758>が反落。なお、自動車関連は、トヨタ自<7203>が買われた一方、日産自<
7201>、ホンダ<7267>が下落とまちまちだった。
セクターでは、海運業、証券・商品先物、その他金融業、鉱業、銀行業などが上昇した一方、空運業のみ下落した。
先週末はファーストリテ<9983>が日経平均をけん引し前日比500円超の大幅高となったが、東証プライム市場の6割は下落するいびつな地合いとなった。一方、本日は前場時点で東証プライム市場の7割超が上昇する全面高の展開となっている。今晩の米国市場が休場のため海外投資家の買いは鈍るとの観測のなか、足元の日本株の上昇を受けて、出遅れた投資家が買っている可能性はある。後場もこの勢いが継続となれば、36000円台乗せも視野に入ろう。前場マイナスで終えた東エレク<8035>が切り返してくると、日経平均36000円の現実味は増すこととなる。
<AK>
この銘柄の最新ニュース
トヨタのニュース一覧- 【↓】日経平均 大引け| 3日続落、ファストリ大幅安で指数を押し下げ (1月10日) 2025/01/10
- 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は3日続落、ファーストリテやTDKが2銘柄で約332円分押し下げ 2025/01/10
- リケンNPR Research Memo(2):リケンと日本ピストンリングが経営統合した持株会社 2025/01/10
- 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は続落、アドバンテストや東エレクが2銘柄で約102円分押し下げ 2025/01/09
- 日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は続落、東エレクが1銘柄で約41円分押し下げ 2025/01/09
マーケットニュース
おすすめ条件でスクリーニング
トヨタ自動車の取引履歴を振り返りませんか?
トヨタ自動車の株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。