大引けの日経平均は前週末比326.18円安の28444.89円となった。終値としては8月31日以来およそ1カ月ぶりの安値水準で、6日続落は昨年7月22日~31日以来となる。東証1部の売買高は13億2433万株、売買代金は3兆2588億円だった。業種別では、海運業、電気機器、ガラス・土石製品が下落率上位だった。一方、空運業、陸運業、その他金融業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の56%、対して値上がり銘柄は40%となった。
個別では、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎船<9107>といった海運株が揃って7~8%の大幅続落。レーザーテック<6920>、村田製<6981>、東エレク<8035>といった値がさハイテク株も下げが目立った。その他、売買代金上位ではソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>などが軟調。象印マホービン<7965>は決算を嫌気した売りがかさんだ。また、広済堂HD<7868>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、メルクの新型コロナ治療薬への期待からJAL<9201>などの空運株やJR東海<9022>などの陸運株が堅調。OLC<4661>は4%の上昇となった。経営統合に伴い今期業績予想を公表したマツキヨココカ<3088>は急伸。また、株主優待制度の新設を発表した一家HD<7127>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
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