日経平均株価
始値 26570.78
高値 26620.49(09:02)
安値 26447.87(15:00)
大引け 26447.87(前日比 +42.00 、 +0.16% )
売買高 8億8908万株 (東証プライム概算)
売買代金 1兆9955億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続伸、様子見ムードの強い地合い
2.欧米株市場が休場で手掛かり材料難も株価は堅調
3.中国株や米株先物堅調、投資家心理に追い風吹く
4.中国コロナ規制緩和受け消費関連株など買われる
5.売買代金低調ながら値上がり銘柄数が全体の7割
■東京市場概況
前日の米国市場は、クリスマスの振替祝日のため休場だった。
東京市場では、手掛かり材料難のなか様子見ムードとなり、日経平均株価は狭いゾーンでの往来となったが、下値では買い注文が活発だった。
27日の東京市場は、前日の欧州株市場や米国株市場が休場だったこともあり手掛かり材料に乏しく、上値を積極的に買い進む動きは見られなかった。ただ、取引時間中は中国・上海株市場をはじめアジア株市場が堅調だったほか、米株価指数先物が強い動きを示していたことで、これを好感する形で強調展開を維持した。中国政府がゼロ・コロナ政策を一段と緩める動きをみせており、これも内需の消費関連株を中心に買いを誘導する材料となり、投資家のセンチメント改善につながった。全体売買代金は2兆円にわずかに届かなかったが、業種別では33業種中26業種が上昇。また、中小型株の物色意欲は旺盛といってよく、値上がり銘柄数はプライム市場全体の7割強を占めている。
個別では、レーザーテック<6920>が買い優勢だったほか、ファーストリテイリング<9983>も上値を追った。オリエンタルランド<4661>、資生堂<4911>が上昇。日本航空<9201>が買われ、高島屋<8233>も値を上げた。メルカリ<4385>が高く、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>も物色人気。ペプチドリーム<4587>が急騰、ピー・シー・エー<9629>、ビジョン<9416>なども値を飛ばした。ラクス<3923>も大幅高となった。
半面、東京エレクトロン<8035>が売りに押され、信越化学工業<4063>も軟調。ファナック<6954>が冴えず、SMC<6273>も下落した。ローム<6963>も値を下げた。シルバーライフ<9262>が急落、パンチ工業<6165>の下げも目立つ。しまむら<8227>、新日本科学<2395>なども下値を探る展開となった。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、資生堂 <4911>、エムスリー <2413>、リクルート <6098>、SBG <9984>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約84円。うち57円はファストリ1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、信越化 <4063>、アドテスト <6857>、ダイキン <6367>、ファナック <6954>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約41円。
東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)小売業、(2)銀行業、(3)空運業、(4)サービス業、(5)水産・農林業。一方、下落率の上位5業種は(1)輸送用機器、(2)電気機器、(3)機械、(4)電気・ガス業、(5)繊維製品。
■個別材料株
△あさひ <3333> [東証P]
第3四半期累計最終益の進捗率97%で業績上振れ期待。
△エディア <3935> [東証G]
完全新作NFTアイドルプロジェクトを開始。
△ペプドリ <4587> [東証P]
米イーライ・リリー
△レナ <4889> [東証G]
ディスポーザブル極細内視鏡が薬事承認。
△瑞光 <6279> [東証S]
株主優待制度の導入発表。
△INC <7078> [東証G]
提携先ISTにSBIが出資で思惑買い。
△三陽商 <8011> [東証P]
23年2月期業績及び配当予想を上方修正。
△高島屋 <8233> [東証P]
今期上方修正を好感。
△光通信 <9435> [東証P]
上限1.34%の自社株取得を発表。
△PCA <9629> [東証P]
今期配当予想の増額修正と自社株消却を好感。
▼パレモ・HD <2778> [東証S]
12月度既存店売上高5%減で2ヵ月連続のマイナス。
▼パンチ <6165> [東証P]
23年3月期の連結業績予想を下方修正。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ペプドリ <4587>、(2)PCA <9629>、(3)ビジョン <9416>、(4)T-BASE <3415>、(5)ラクス <3923>、(6)あさひ <3333>、(7)パンパシHD <7532>、(8)ファンケル <4921>、(9)高島屋 <8233>、(10)フロンティM <7038>。
値下がり率上位10傑は(1)シルバライフ <9262>、(2)パンチ <6165>、(3)Jテック・C <3446>、(4)やまみ <2820>、(5)VTHD <7593>、(6)しまむら <8227>、(7)日本コンセプ <9386>、(8)新日本科学 <2395>、(9)ニホンフラ <7820>、(10)ノムラシス <3940>。
【大引け】
日経平均は前日比42.00円(0.16%)高の2万6447.87円。TOPIXは前日比7.63(0.40%)高の1910.15。出来高は概算で8億8908万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1293、値下がり銘柄数は471となった。東証マザーズ指数は720.03ポイント(15.24ポイント高)。
[2022年12月27日]
株探ニュース
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