日経平均は小幅続伸、買い先行も上げ幅縮小
前日3日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は344.11ドル高の44828.53ドル、ナスダックは207.97ポイント高の20601.10で取引を終了した。雇用統計が予想外に強まったことを好感。通商交渉の進展やトランプ政権の大型減税成立期待を受けた買いが引き続き支援し、相場は終日堅調に推移した。独立記念日祭日の前日で短縮取引となる中、終盤にかけて上げ幅を拡大、ナスダックやS&P500種指数は連日で過去最高値を更新した。
米株市場を横目に、本日の日経平均は208.74円高の39994.64円と続伸して取引を開始した。米主要株価指数が上昇したことに加えて、外為市場で昨日15時30分頃と比べて円安・ドル高に振れたことが輸出株などの株価を支える要因となった。ただ、朝方の買い一巡後は、指数は急速に上げ幅を縮小してマイナス圏に転落、その後プラス圏に浮上するもさえない値動きとなった。利益確定や戻り待ちの売りが目立った一方で、昨日の日経平均が一昨日に続き39000円台半ばで下げ渋る展開だったことから相場の下値は堅いとの見方もあった。
個別では、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>などの銀行株が堅調に推移。また、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、ソニーグループ<6758>、サンリオ<8136>、ダイキン<6367>、任天堂<7974>、キーエンス<6861>、良品計画<7453>などが上昇した。また、大幅増益決算や株式分割を好感された霞ヶ関キャピタル<3498>が大幅高、キユーピー<2809>、東洋エンジニアリング<6330>、クスリのアオキ<3549>などが値上がり率上位となった。
一方、川崎重工業<7012>や三菱重工業<7011>、IHI<7013>などの防衛関連が軟調に推移。また、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、トヨタ自動車<7203>、郵船<
9101>、ファーストリテ<9983>、ソシオネクスト<6526>、日立<6501>などが下落した。ほか、メドレー<4480>、アドバンスクリエイト<8798>、キオクシアホールディングス<285A>などが値下がり率上位となった。
業種別では、銀行業、電気・ガス業、証券・商品先物取引業などが値上がり率上位、非鉄金属、鉄鋼、海運業などが値下がり率上位に並んでいる。
後場の日経平均はこう着感の強い値動きとなりそうだ。朝方に4万円台に乗せる場面がみられたが、利益確定や戻り待ちの売りも目立つなか、トランプ米政権の相互関税の上乗せ分の停止期限を9日に控え、日米関税交渉の先行き不透明感が引き続き投資家心理の重石となっている。また、本日の米株市場は独立記念日のため休場となるため、週末要因も相まって後場は手掛かり材料に乏しい。そのほか、6月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場予想以上に増加したため、FRBによる利下げ期待は後退した。今後は6月の米消費者物価指数(CPI)の発表に注目が集まるが、市場の関心は9月のFOMCへ移りつつあることは頭の片隅に置いておきたい。
<AK>
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