日経平均は小幅反落、前日終値水準でのもみ合いに終始し9営業日連続陰線
上昇した米株市場を横目に、シカゴ日経225先物清算値は大阪比160円高の39170円。
本日の日経平均は若干ながら売りが先行して始まった。その後はプラス圏を回復する場面もみられるなど、半導体関連の一角に買いが入って相場を支えたが、プライム市場の売買代金は3.4兆円に留まるなど積極的な売買は手控えられた。小幅ではあるが、本日も陰線となったことから9営業日連続陰線となった。
大引けの日経平均は前日比27.15円安(-0.07%)の38954.60円となった。東証プライム市場の売買高は15億134万株。売買代金は3兆4127億円。業種別では、電気・ガス、水産・農林、銀行、食料品、保険などが下落した一方、海運、ゴム製品、精密機器、サービス、ガラス・土石などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は42.4%、対して値下がり銘柄は53.9%となっている。
日経平均採用銘柄では、川崎船<9107>や日本郵船<9101>などの海運株やレーザーテック<6920>、東エレク<8035>などの半導体関連株が堅調に推移。また、霞ヶ関キャピタル<3498>、楽天グループ<4755>、ソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>などが上昇となった。そのほか、ジェイテックコーポレーション<3446>、サンウェルズ<9229>、PKSHA<3993>などが値上がり率上位となった。
一方、三井住友<8316>やみずほ<8411>などの銀行株やトヨタ自<7203>やホンダ<7267>などの自動車関連株が軟調に推移。また、ファーストリテ<9983>、三菱重工業<7011>、IHI<7013>、川崎重<7012>、JT<2914>などが下落した。上半期営業減益見通しをマイナス視された東洋証券<8614>や通期業績上方修正も出尽くし感が先行したサーティワン<2268>が急落。ほか、北陸電力<9505>、ベイカレント<6532>、北海道電力<
9509>などが値下がり率上位となった。
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