大引けの日経平均は前日比299.72円高の20433.45円となった。終値としては3月6日以来の高値水準となる。東証1部の売買高は15億8951万株、売買代金は2兆5408億円だった。業種別では、鉄鋼、保険業、海運業が上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは情報・通信業のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の77%、対して値下がり銘柄は20%となった。
個別では、経済活動正常化への期待からOLC<4661>などが大きく上昇し、米国のマイナス金利導入観測の後退に伴い三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といったメガバンク株も上げが目立った。パナソニック<6752>は決算を受けて7%近い上昇。ソニー<6758>はソニーFH<8729>の完全子会社化観測が報じられ、後場急伸する場面があった。その他売買代金上位ではファーストリテ<9983>やトヨタ自<7203>が堅調。また、双信電機<6938>や古河電池<6937>、ニチコン<6996>はストップ高水準で取引を終えた。一方、ソフトバンクG<9984>は売買代金トップで2%超の下落。前日に決算発表し、朝高後にマイナスへ転じた。任天堂<7974>やKDDI<9433>もさえない。また、レナウン<3606>は前日に続いて民事再生手続き開始を受けた売りがかさみ、東証1部下落率トップとなった。
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