*12:33JST 後場に注目すべき3つのポイント~東京エレク失速が影響しマイナス圏に突入
13日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は続落、東京エレク失速が影響しマイナス圏に突入
・ドル・円はじり高、買戻し中心で
・値下り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はテルモ<4543>
■日経平均は続落、東京エレク失速が影響しマイナス圏に突入
日経平均は続落。前日比45.35円安(-0.12%)の38831.36円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えている。
12日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は35.21ドル安(-0.09%)の38712.21ドル、ナスダックは264.89ポイント高(+1.53%)の17608.44、S&P500は45.71ポイント高(+0.85%)の5421.03で取引を終了した。予想を下回った5月消費者物価指数(CPI)を受け年内の利下げ期待を受けた買いに、寄り付き後は上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で、予想通り政策金利据え置きを決定も、メンバー予測(ドットチャート)で年内の利下げ予想が3回から1回に修正され金利が下げ止まると、ダウは下落に転じた。ナスダックは半導体関連が引き続き支援し終日堅調に推移し連日で過去最高値を更新、まちまちで終了。
ナスダックの上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の大幅高を受けて、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が上昇。値がさ半導体株の上昇が影響し、日経平均は前日比プラス圏を維持したが、東京エレクトロンの失速を受けてマイナス圏で取引を終えた。
日経平均採用銘柄では、長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが低下したことから、T&Dホールディングス<8795>、SOMPOホールディングス<8630>、第一生命ホールディングス<8750>、東京海上<8766>など保険株の一角が売られた。このほか、アステラス製薬<4503>、エーザイ<4523>がさえない。
SOX指数の大幅高を受けて、ルネサスエレクトロニクス<6723>、アドバンテスト、ソフトバンクグループ<9984>など半導体株の一角が買われた。また、太陽誘電<6976>、村田製作所<6981>などアップル関連も買い優勢となった。
業種別では、保険業、電気・ガス業、非鉄金属、卸売業、輸送用機器などが下落した一方、機械、サービス業、情報・通信業、電気機器、精密機器などが上昇した。
日本銀行による金融政策決定会合を控えていることもあり、後場様子見ムードが続くと想定する。プライム市場の売買代金は2兆円に留まっていることで、プライム市場の方向性は乏しいだろう。明日の日銀会合の結果発表までは、模様眺めの地合いが続くと推測する。
■ドル・円はじり高、買戻し中心で
13日午前の東京市場でドル・円はじり高となり、156円58銭から156円98銭まで値を上げた。前日の低調な米消費者物価指数(CPI)を受け155円台まで下げたが、引き締め的米金融政策は継続。米金利の下げ渋りを受け、ドルは買戻しが入りやすい。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は156円58銭から156円98銭、ユーロ・円は169円29銭から169円64銭、ユーロ・ドルは1.0804ドルから1.0815ドル。
■後場のチェック銘柄
・エスエルディー<3223>、ジィ・シィ企画<4073>など、7銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はテルモ<4543>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・4-6月期法人企業景気予測調査・大企業全産業景況判断指数:+0.4(1-3月期:0.0)
・豪・5月失業率:4.0%(予想:4.0%、4月:4.1%)
・豪・5月雇用者数増減:+3.97万人(予想:+3.0万人、4月:+3.85万人)
【要人発言】
・パウエルFRB議長
「インフレは昨年のピークからかなり鈍化も依然高すぎる」
「消費支出の伸びは昨年から鈍化」
「FOMC参加者は労働市場の強さが継続すると予想」
「経済見通しは不透明、インフレリスクを引き続き注視」
「本日のインフレデータを歓迎、さらなる良好なデータを期待」
「我々は2つの責務がある。2%インフレ目標達成を目指す」
「政策はデータ次第、インフレだけではない」
「本日のデータで進展が見られ、自信がつく」
<国内>
・日銀金融政策決定会合(14日まで)
<海外>
・G7首脳会議(イタリア、15日まで)
<CS>
・日経平均は続落、東京エレク失速が影響しマイナス圏に突入
・ドル・円はじり高、買戻し中心で
・値下り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はテルモ<4543>
■日経平均は続落、東京エレク失速が影響しマイナス圏に突入
日経平均は続落。前日比45.35円安(-0.12%)の38831.36円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えている。
12日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は35.21ドル安(-0.09%)の38712.21ドル、ナスダックは264.89ポイント高(+1.53%)の17608.44、S&P500は45.71ポイント高(+0.85%)の5421.03で取引を終了した。予想を下回った5月消費者物価指数(CPI)を受け年内の利下げ期待を受けた買いに、寄り付き後は上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で、予想通り政策金利据え置きを決定も、メンバー予測(ドットチャート)で年内の利下げ予想が3回から1回に修正され金利が下げ止まると、ダウは下落に転じた。ナスダックは半導体関連が引き続き支援し終日堅調に推移し連日で過去最高値を更新、まちまちで終了。
ナスダックの上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の大幅高を受けて、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が上昇。値がさ半導体株の上昇が影響し、日経平均は前日比プラス圏を維持したが、東京エレクトロンの失速を受けてマイナス圏で取引を終えた。
日経平均採用銘柄では、長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが低下したことから、T&Dホールディングス<8795>、SOMPOホールディングス<8630>、第一生命ホールディングス<8750>、東京海上<8766>など保険株の一角が売られた。このほか、アステラス製薬<4503>、エーザイ<4523>がさえない。
SOX指数の大幅高を受けて、ルネサスエレクトロニクス<6723>、アドバンテスト、ソフトバンクグループ<9984>など半導体株の一角が買われた。また、太陽誘電<6976>、村田製作所<6981>などアップル関連も買い優勢となった。
業種別では、保険業、電気・ガス業、非鉄金属、卸売業、輸送用機器などが下落した一方、機械、サービス業、情報・通信業、電気機器、精密機器などが上昇した。
日本銀行による金融政策決定会合を控えていることもあり、後場様子見ムードが続くと想定する。プライム市場の売買代金は2兆円に留まっていることで、プライム市場の方向性は乏しいだろう。明日の日銀会合の結果発表までは、模様眺めの地合いが続くと推測する。
■ドル・円はじり高、買戻し中心で
13日午前の東京市場でドル・円はじり高となり、156円58銭から156円98銭まで値を上げた。前日の低調な米消費者物価指数(CPI)を受け155円台まで下げたが、引き締め的米金融政策は継続。米金利の下げ渋りを受け、ドルは買戻しが入りやすい。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は156円58銭から156円98銭、ユーロ・円は169円29銭から169円64銭、ユーロ・ドルは1.0804ドルから1.0815ドル。
■後場のチェック銘柄
・エスエルディー<3223>、ジィ・シィ企画<4073>など、7銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はテルモ<4543>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・4-6月期法人企業景気予測調査・大企業全産業景況判断指数:+0.4(1-3月期:0.0)
・豪・5月失業率:4.0%(予想:4.0%、4月:4.1%)
・豪・5月雇用者数増減:+3.97万人(予想:+3.0万人、4月:+3.85万人)
【要人発言】
・パウエルFRB議長
「インフレは昨年のピークからかなり鈍化も依然高すぎる」
「消費支出の伸びは昨年から鈍化」
「FOMC参加者は労働市場の強さが継続すると予想」
「経済見通しは不透明、インフレリスクを引き続き注視」
「本日のインフレデータを歓迎、さらなる良好なデータを期待」
「我々は2つの責務がある。2%インフレ目標達成を目指す」
「政策はデータ次第、インフレだけではない」
「本日のデータで進展が見られ、自信がつく」
<国内>
・日銀金融政策決定会合(14日まで)
<海外>
・G7首脳会議(イタリア、15日まで)
<CS>
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