大引けの日経平均は前日比276.95円高の32287.21円となった。東証プライム市場の売買高は11億1050万株、売買代金は2兆9085億円だった。セクターでは鉱業、建設、石油・石炭製品が上昇率上位に並んだ一方、ゴム製品、輸送用機器、その他製品が下落率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の63%、対して値下がり銘柄は33%だった。
個別では、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>が大幅に上昇し、米エヌビディアに製品供給しているイビデン<4062>は急伸し、ほか、新光電工<6967>、芝浦メカ<6590>、デクセリアルズ<4980>などのハイテク・電子部品材料が大きく上昇した。生成AI(人工知能)関連も米エヌビディアの決算を材料に買われ、さくらインターネット<3778>、Appier<4180>、ブレインパッド<3655>などが大幅高。ほか、INPEX<1605>、コスモエネHD<5021>の資源関連、鹿島<1812>、大林組<1802>の建設などが上昇。今期2度目の自社株買いが評価された船井総研HD<9757>は急伸し、月次売上動向が好感されたしまむら<8227>は年初来高値を更新した。
一方、為替の円高を背景にホンダ<7267>、三菱自<7211>、SUBARU<7270>の自動車が全般軟調。村田製<6981>、ソニーG<6758>などハイテクの一角が冴えない。中国景気の先行き不透明感からか、日ペHD<4612>、ナブテスコ<6268>などの中国売上比率の高い銘柄が軟調。また、ギフティ<4449>、メドレー<4480>など生成AIとの関連性が薄いグロース株の一角で下落する銘柄が見られた。
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