(前日比121.44円高)まで上昇する場面があった。ただ、29200円手前に位置する75日移動平均線に迫ると伸び悩み、アジア株もさえないとあってマイナスに転じた。
大引けの日経平均は前日比55.68円安の28963.56円となった。東証1部の売買高は9億2866万株、売買代金は2兆1864億円だった。業種別では、パルプ・紙、非鉄金属、機械が下落率上位だった。一方、海運業、医薬品、電気・ガス業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の32%、対して値上がり銘柄は64%となった。
個別では、レーザーテック<6920>が9%下落し、売買代金と下落率で東証1部トップ。
証券各社の投資判断引き下げが相次いだこともあり、利益確定売りが広がった。新中期経営計画を発表したダイキン<6367>は物足りない内容と受け止められて3%下落した。その他、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>などが軟調。今期大幅減益見通しを発表したDNC<4246>などは売りがかさんだ。一方、前述のエーザイが買い気配のままストップ高比例配分。エーザイと血液検査キットを共同開発しているというシスメックス<6869>も10%近く上昇した。その他、売買代金上位ではソニーG<6758>、三菱UFJ<8306>、リクルートHD<6098>などが堅調。投資判断・目標株価引き上げが観測された大真空<6962>や日電波<6779>、5月既存店売上が好感されたオンワードHD<8016>などは急伸した。
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