東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄数が1200を超え、全体の8割近くを占めた。セクター別では、卸売、情報通信、証券商品先物、輸送用機器、機械など29業種が上昇。一方、水産農林、電気ガス、非鉄金属、食料品の4業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG、ファーストリテ<9983>、ファナック、東エレク<8035>が堅調で、この4銘柄で日経平均を約647円押し上げた。半面、アドバンテス<6857>、エムスリー<2413>、荏原<6361>、住友ファーマ<4506>が軟化した。
前日の米国市場では、ADP雇用統計の結果を受けて利下げ観測が強まったことが材料視され、主要株価指数は上昇した。東京市場では米政府の支援検討報道を受け、ロボティクス関連株が買われたが、スイスの重電大手ABBのロボティクス事業を買収したソフトバンクGは9%超上伸したほか、ファナックは21年2月以来の水準を回復。さらに、トランプ米大統領は新車の燃費規制を大幅に緩和すると発表したことを受けて自動車株への物色が目立ったほか、長期金利の上昇を手がかりに金融セクターにも値を上げる銘柄が目立っていた。
自動車や商社、銀行などバリュー株にも後場に入って新高値を更新する銘柄が増え、TOPIXが11月13日以来の史上最高値更新となった。今後はTOPIXに追随する形で日経平均も最高値更新を目指す動きになるとの先高感を強める向きも多く、掉尾の一振への期待も高まりつつある。また、日経平均は25日移動平均線を上回ったことで、再び強気局面に入れるか注目されそうだ。
<CS>
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