シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時30460円と節目の30500円を割り込んだこともあり、いったんは自律反発狙いの流れに向かわせそうだ。日経平均は昨日の大幅な下落でボリンジャーバンドの-2σ水準まで下落したことから、テクニカル面では売られ過ぎが意識される。200日線が位置する30290円辺りが警戒されつつも、週末要因から売り方の買い戻す動きも意識されやすいだろう。
また、米国では主要企業の決算を受けて不透明感が強まっているが、取引終了後に予想を上回る決算を発表したアマゾン・ドット・コムが時間外で買われている。
グローベックスの米株先物はプラス圏で推移していることから、まずは-2σ水準からのリバウンドを想定した買いが入りやすいと考えられる。米長期金利の低下も安心感につながりそうだ。
国内でも決算発表が本格化するなか、業績面を手掛かりとした個別物色が次第に活発化してきそうである。昨日の引け後に発表したところでは、MCJ<6670>、邦チタニウム<5727>、パラベッド<7817>、三菱鉛筆<7976>、遠藤照明<6932>、日立建機<6305>、森永乳<2264>、綜研化学<4972>辺りが注目される。そのほか、アマゾン・ドット・コムは、広告主向けの生成AIサービスを提供すると発表。イメージを文章で入力すると、数秒で意図に沿った画像を提案してくれると報じられており、生成AI関連などへの物色も意識されよう。
<AK>
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