■概況■4208.43、+38.79
22日(月)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが揃って続伸。JASDAQ平均は19日に記録した終値ベースの史上最高値を、J-Stock Indexは16日に付けた史上最高値をそれぞれ更新した。値上がり銘柄数は447(スタンダード418、グロース29)、値下がり銘柄数は213(スタンダード206、グロース7)、変わらずは59(スタンダード54、グロース5)。19日の米国株式市場では、NYダウ、ナスダック総合指数は上昇。しかし、米連邦政府機関の長期的な閉鎖による経済への悪影響などの警戒感や、為替が円高方向に振れている上、明日から始まる国内主要企業の決算発表を前に様子見ムードが広がり、物色の矛先は値動きの軽い中小型株に向かった。
◆注目銘柄◆
26日付で東証1部への指定替えが発表されたトリケミカル<4369>が前営業日比700円(15.95%)高の5090円とストップ高まで買われた。来月末にTOPIXに組み入れられるため、TOPIXをベンチマークとする国内機関投資家などの買い需要が見込まれ、先回り的に短期資金が集まった(機関投資家の買い需要は約44万株と試算される)。
また、1対3の株式分割を発表したデュアルタップ<3469>、今期の単体営業黒字化への期待感が高まった新都HD<2776>、サイバーセキュリティー製品「AppGuard(アップガード)」の提供を開始すると先週末に発表し引き続き関心が継続したハイパー<3054>などが揃ってストップ高を演じた。このほか、レカム<3323>、ヤマノHD<7571>など低位株にも値動きの軽さに着目した買いが散見された。
一方、下落率トップは7.57%安のルーデン<1400>。電気自動車(EV)関連として値を上げていたSEMITEC<6626>は、利益確定売りに押された。NFK-HD<6494>は、上値の重さが嫌気された格好か。そのほか、特殊電極<3437>、エスケー化研<4628>などが下落率上位にランクインした。
JASDAQ-TOP20では、田中化研<4080>、ザイン<6769>、ハーモニック<6324>などが買われた。
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【連日新高値、ワイエスフードなどがストップ高】23日(火)
■概況■4253.62、+45.19
23日(火)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock Indexは続伸し、連日史上最高値を更新。また、JASDAQ-TOP20も続伸し16日に付けた終値ベースの昨年来高値(5795.00)を更新した。値上がり銘柄数は477(スタンダード456、グロース21)、値下がり銘柄数は199(スタンダード180、グロース19)、変わらずは48(スタンダード47、グロース1)。22日の米国市場では、NYダウやナスダック総合指数が最高値を更新。この流れを引き継ぐ格好から、東証1部市場では、不動産や銀行株、輸出関連株、半導体関連銘柄など主力銘柄中心に買いが先行。新興市場にもリスクオンの流れが広がった。
◆注目銘柄◆
餃子計画と業務提携に関する基本合意書を締結したワイエスフード<3358>が前日比80円(28.57%)高の280円とストップ高まで買われたほか、株主提案が蒸し返され、神通機<1992>も前日比500円(20.83%)高の2900円と制限値幅いっぱいまで買い進まれた。
また、好業績への期待感が続き新都HD<2776>が前日比52円(24.76%)高と大幅に続伸したほか、中堅企業で純利益がトップとなったと一部メディアで報じられた光製作<8191>がストップ高、草津白根山が噴火したことで地理情報システムなどへの受注増の思惑からドーン<2303>も値を上げた。荒い値動きとなったもののハイパー<3054>も、サイバーセキュリティー製品「AppGuard(アップガード)」への期待感が継続。
一方、下落率トップは14.47%安のルーデン<1400>。各種提携やビットコイン決済サービス開始で人気化するも5日線割れで売りが膨らむ。その他、三信建設<1984>、ファミリー<8298>、シダー<2435>などが下落率上位にランクイン。
JASDAQ-TOP20では、エンジャパン<4849>やザイン<6769>など好業績が期待される銘柄が値を上げたほか、夢真HD<2362>、マクドナルド<2702>なども上昇。
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【連日新高値、資金の流れは主力株から中小型株へ】24日(水)
■概況■4262.97、+9.35
24日(水)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均は4日続伸し、連日史上最高値を更新した一方、JASDAQ-TOP20とJ-Stock Indexはともに4日ぶりに反落した。値上がり銘柄数は343(スタンダード320、グロース23)、値下がり銘柄数は329(スタンダード311、グロース18)、変わらずは48(スタンダード48、グロース0)。日経平均株価が前日にバブル崩壊後の最高値を記録したことへの達成感から、主力の東証1部市場では、電機や半導体などエレクトロニクスセクター中心に売りが先行する中、資金の流れは主力株から中小型株にシフトした。一方で、JASDAQ平均など主要指数も最高値圏にあることもあり、目先の利益を確保する動きが散見され、JASDAQ平均は4日続伸ながら小幅高にとどまり、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexは4日ぶりに反落した。
◆注目銘柄◆
17年4-12月の連結営業損益が黒字転換した両毛システム<9691>が前日比400円(24.35%)高の2043円ストップ高まで買われた。また、餃子計画との業務提携が引き続き好感され、ワイエスフード<3358>は前日比80円(22.22%)高の440円と連日制限値幅いっぱいまで値を飛ばした。このほか、神田通機<1992>も連日ストップ高を演じた。直近IPO銘柄のABホテル<6565>も値動きの軽さから短期資金が向かい14%超の上昇。
一方、下落率トップは11.45%安の新都HD<2776>。好業績への期待感から前日に急騰した後だけに利食い売りが先行。その他、ヤマノHD<7571>、NaITO<7624>、アサカ理研<5724>などが下落率上位に躍り出た。加えて、サプライズ感の乏しい決算で材料出尽くし感が広がった安川電<6506>の値動きを受けて、産業用ロボット関連銘柄であるハーモニック<6324>も値を消した。
JASDAQ-TOP20では、フェローテク<6890>、アイサンテクノ<4667>、田中化研<4080>、メイコー<6787>など電気自動車関連や自動運転関連、半導体関連などで利益を確保する動きが見られた。
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【連日新高値、大村紙業やNF回路がストップ高】25日(木)
■概況■4278.26、+15.29
25日(木)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均は5日続伸し、連日史上最高値を更新し、J-Stock Indexは反発し、23日以来2営業日ぶりに史上最高値を更新し、JASDAQ-TOP20は反発した。値上がり銘柄数は321(スタンダード300、グロース21)、値下がり銘柄数は335(スタンダード317、グロース18)、変わらずは60(スタンダード58、グロース2)。ムニューシン米財務長官の「ドル安容認」発言を受けて、東京市場でも一時円相場が1ドル=108円台後半に急騰したため、主力の東証1部市場では、電機、精密、半導体などのハイテク株中心に売られる展開に。そのような中、新興市場は好決算銘柄やテーマ性など個別に材料のある銘柄中心に買いが継続した。ただ、前日からジャスダック市場も連騰に対する警戒感が広がっており、当面の利益を確保する動きもみられ、JASDAQ平均、J-Stock Index、JASDAQ-TOP20は小幅高にとどまった。
◆注目銘柄◆
18年3月期通期の連結業績予想を上方修正したNF回路<6864>が前日比504円(+18.25%)高の3265円でストップ高となったほか、三井金<5706>に微細回路形成用材料に使用される薄膜を提供すると発表したジオマテック<6907>も前日比150円(+16.47%)高の1061円とストップ高まで買い進まれた。
また、前日に新中期経営計画を発表し、業績拡大への期待感が広がったアイレックス<6944>は一時前日比63円高の306円と急反発し、昨年9月29日以来約4カ月ぶりに300円台に乗せた。このほか、大村紙業<3953>、ぱど<4833>、カイノス<4556>、パレモHD<2778>などが値上がり率上位となった。
一方、下落率トップは9.40%安の植松商会<9914>。今週に入り株価は26%以上も急騰しただけに、目先の利益を確保する売りが広がった。日本ユピカ<7891>は前日発表した17年4-12月期の連結営業利益が2桁の減益となったことが嫌気され、8.99%安となったほか、神田通機<1992>、今村証券<7175>、清和中央<7531>などが下落率上位となった。
JASDAQ-TOP20では、セリア<2782>、ユビキタス<3858>、田中化研<4080>などが買われた。
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【連日新高値、ワイエスフードは4日連続ストップ高 】26日(金)
■概況■4298.48、+20.22
26日(金)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均は6日続伸し、連日史上最高値を更新し、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはともに反落した。値上がり銘柄数は384(スタンダード363、グロース21)、値下がり銘柄数は257(スタンダード240、グロース17)、変わらずは75(スタンダード72、グロース3)。トランプ米大統領のドル高容認発言を背景に円高が一服したことから、東証1部では自動車など輸出関連株の一部に買いが先行。中小型株中心の新興市場も自律反発狙いの買いなどが優勢に。ただ、ファナック<6954
>など主要企業の決算発表を見極めたいとのムードも強かった他、週末のポジション調整の動きも散見された。
◆注目銘柄◆
餃子計画との業務提携が引き続き材料視され、ワイエスフード<3358>が4日連続して制限値幅いっぱいまで買い進まれた。また、トランプ米大統領が昨年離脱を決めた環太平洋連携協定(TPP)について、「はるかに良い協定になるならば、参加するだろう」と述べ、復帰を検討する意向を示したことを受けて、輸入畜産物を扱う太洋物産<9941>が一時前日比150円のストップ高1050円と大幅に値を飛ばしたほか、ビーフジャーキーを手掛ける石垣食品<2901>も一時前日比49円高の210円と昨年11月1日以来約2カ月半ぶりに200円台に乗せた。
また、前日に1対2の株式分割を発表したアルテHD<2406>が前日比150円(16.56%)高の1056円とストップ高まで買われたほか、ジオマテック<6907>、NF回路<6864>など個別材料株人気も継続した。
一方、下落率トップは7.03%安のカルナバイオ<4572>。ニューフレア<6256>は、前日発表した17年4-12月期の連結営業利益が4割を超える減益となったことが嫌気された。大引け後にFA大手のファナック<6954>の決算発表が控えていることから、FA向け電子機器を手掛けるTホライゾン<6629>も4.39%安と値を下げ、前週末から4割近く急騰した両毛システム<9691>には利益確定売りが広がった。このほか、夢の街創造委<2484>、新都HD<2776>、神田通信機<1992>が下落率上位となった。
JASDAQ-TOP20では、メイコー<6787>などが値を上げた一方、田中化研<4080>、アイサンテクノ<4667>などには利食い売りが膨らんだ。
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<DM>
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